大手資産運用会社、野村アセットマネジメントが9日、環境や社会貢献を重視した投資信託の収益の一部を栃木県に寄付しました。

栃木県庁を訪れたのは、野村アセットマネジメントの荒幸三執行役員と、県内で唯一この商品を取り扱う足利銀行の清水和幸頭取です。

この商品は企業の評価に欠かせなくなっている環境や社会、ガバナンスのいわゆるESGの要素を考慮し、持続的な成長が見込める株式や債券、不動産投資に分散投資を行う業界で初めてのバランス型の投資信託です。

この運用から得られる収益の一部を委託会社の野村アセットマネジメントが企業版ふるさと納税制度を利用して県に寄付をする仕組みとなっています。

去年12月に導入され、これまでに1000件、およそ18億円の販売があり、9日は100万円が寄付されました。

寄付を受け取った福田富一知事は「次世代産業の創出、育成に役立てていきたい」と感謝の言葉を伝えました。