東日本大震災発生から11日で10年です。

宇都宮市のショッピングモールでは当時の映像や写真を通して記憶をたどり改めて防災を考える震災展が開かれています。

宇都宮市のベルモールで開かれているのは、東日本大震災の発生直後から復興に向けた様子を記録した映像や写真のパネル展です。

11日で10年を迎える節目の年に当時の様子を思い出し、防災意識を高めようと企画されました。

会場の中心にあるモニターには、これまでの10年間にとちぎテレビが撮影した震災関連の映像をはじめ、その映像を切り出すなどして作った26枚のパネルが時系列で展示されています。

宇都宮市でも最大震度6強を観測し、当時ベルモール店内も停電。

ガラスの破片も散乱する中、スタッフが避難誘導にあたったといいます。

震災の教訓を生かし、ベルモールでは自家発電を見直すなど災害への対応を進めています。

一方で当時を知るスタッフが少なくなり、この10年の間に発生した豪雨や台風なども含め、災害の教訓をどう受け継いでいくか改めて考えていきたいということです。

ベルモールの震災展は今月14日まで開かれていて、13日には震災を振り返るトークショーが行われます。