買い物困難者を支援 移動スーパー開業
店を訪れて買い物することが難しい高齢者などを支援しようと那須塩原市で9日、移動スーパーが開業しました。
那須塩原市で開業したのは移動スーパー、とくし丸です。
移動スーパーは個人の販売スタッフが、とくし丸と契約したスーパーで食材などを積み込んで地域をまわるもので、県内では佐野市の道の駅どまんなかたぬまを拠点に3台の移動スーパーが稼働しています。
また、とくし丸は那須塩原警察署と協定を結んでいて、市内を巡回する販売スタイルを生かして高齢者や子どもの見守りや防犯にも協力するということです。
今回、とりせん黒磯店を拠点として販売を担当するのは那須塩原市の矢野恭子さんです。
15年ほど介護福祉士として働いた矢野さんですが、地域の買い物困難者をサポートしようと今回、移動スーパーの開業に手をあげました。
生鮮食料品や日用雑貨およそ400アイテム、1、000個を軽トラックに積み込み、市内の個人宅など120軒ほどを週に2度回ります。
初日は30軒以上を回りました。
とくし丸が到着すると地元の人が続々と集まり、買い物を楽しんでいました。