県内の県立高校のうち宇都宮東を除く58校で8日、全日制一般入試の学力検査が行われました。

2022年度、足利高校と統合・共学化する足利女子高校では、午前8時前から保護者に見送られるなどしながら受験生が会場に入っていきました。

今回試験を受けて春に入学する生徒たちが足利女子として入学する最後の学年です。

最終出願後の足利女子の倍率は1.39倍で、普通科で3番目に高い倍率でした。

県教育委員会によりますと、県立高校全日制では一般選抜の定員8,093人に対して8,998人が出願しました。

11人が試験を欠席したため、最終的な受検倍率は1.11倍となり、ここ10年で最も低い倍率となりました。

コロナ禍の今回も手指消毒やマスクの徹底といった感染症対策のほか、インフルエンザにかかっている、発熱や咳があるなど4種類の症状に分けた受検用の別室が用意されるなど対策をした上での受検となりました。

また、新型コロナウイルスに感染するなどの理由で8日に受検できなかった場合は3月22日に試験が受けられますが、該当する生徒はいなかったということです。

一方、体調不良などで実際に別室で試験を受けたのは全体で36人でした。

合格発表は3月12日で、それぞれの学校で掲示されるほか、県のホームページで公表されます。