年100万円貯まる夫婦の1日。カギは早起き習慣と家事の固定化
いろんな節約方法を駆使しても貯まらない人。年収が減っても貯まる人。その差はどこに? 今回は、年100万円の貯蓄を実現している貯め上手な人の1日に密着。貯まる習慣を探ってみました。
消費経済ジャーナリスト・松崎のり子さんと、風水&家相の第一人者・Dr.コパさんにも、貯まるポイントをチェックしてもらいます!
フルタイムで勤務するSさん(仮名)は、夫と長男の3人家族。昨春に勤務形態を変えたところに夫が転職。年収が200万円ダウンしたにもかかわらず、年100万円の貯蓄を続けています。
<Sさん(仮名・36歳・神奈川県)のプロフィール>
夫(36歳)、長男(7歳)の3人家族。看護師として老人ホームに勤務。貯蓄の目標は、住宅ローンの繰り上げ返済と教育費、老後資金。年間貯蓄100万円。年収700万円。
特別な節約はせず、心がけているのは「ものをあまりもたずに、すっきりと片づいた家で暮らすこと」。佐藤さんの平日の過ごし方を紹介します。
毎朝、Sさんがいちばんに起きてカーテンをあけ、外の空気を部屋へ。「新鮮な空気が気持ちよく、『今日もがんばろう!』と思えます」
<Dr.コパさん>
寝ている間に、家は不運や不幸をためがち。だから、朝、窓をあけて空気を入れ換えるのはすごくいいこと。毎朝実行して運を呼び寄せて。
子どもの身支度は夫にまかせる
Sさんが朝食とお弁当を用意している間に、夫が子どもの世話をするのが赤ちゃんのときからの習慣。「小学生になった今は、子どもの学校の準備を手伝ってくれています」
<松崎のり子さん>
子どもとよく話す夫は子どもの要望を感じ取りやすく、「教育費を貯めておかなくては」と考える方向に。夫婦で協力して貯蓄できるようになります。
朝食は、シリアルとヨーグルトで簡単に。「家族それぞれが自分で用意できるから、余計な手間がかかりません!」。終わったら、各自が食器を食洗機に片づけます。
コーヒーを淹れるのは夫の役割です。
夫婦のお弁当とお茶、給食がある子どもにはお茶を用意。「夫は高血圧、私も体重を落としたいので、前夜の残りおかずに野菜をたっぷり加え、簡単&ヘルシーを心がけています」
<松崎のり子さん>
半端に残った野菜を有効に活用できるのがお弁当。家にあるものを使いきる習慣がつき、ランチ代も浮かせるので、食費節約につながっています。
朝食後、子どもは学校に行くまで勉強の時間。「勉強はわからなくなるとやる気がなくなるから、小さいうちから習慣づけてあげたくて。タブレットで、楽しんで勉強しています」
<松崎のり子さん>
いちばん頭がスッキリしている朝に勉強を習慣づけると、勉強がはかどるのはもちろん、夜ダラダラとムダな電気代を使わなくていいのも◎。
食後に食器を食洗機に入れたら、シンクをスポンジで洗って丁寧に掃除。「帰宅したときキッチンがきれいだと、調理のテンションが上がります。疲れていても、外食しなくなりました」
ロボット掃除機と食洗器をセットすれば帰宅後がラク!
<Dr.コパさん>
ムダづかいの運気は床に落ちているから、床掃除はとても大事。実際、貯めている人は、みんな床を水ふきしています。ときどき、自分でふくと運気はさらにアップ。
妻がおかずやパスタソースなどをつくる間、夫が子どもをお風呂に。「交替で私がお風呂に入り、夫がおかずを仕上げてくれたり、パスタをゆでたりしてくれます」。協力して最短で夕食へ。
献立を週末に決めて、材料も準備しておくそう。「悩むことが減ったので、面倒にもならなくなり、サッと準備ができるように」
週後半は、朝、圧力炊飯器をセットしておき、帰宅時にでき上がるカレーやシチューなども定番。
晩酌は一日のごほうび。ゆっくり楽しんで、元気回復!
<松崎のり子さん>
貯蓄上手な人は、自分にあったやり方を知っている人。予算を決めて買い物し、献立を決めて計画どおり実行する信念が貯まる極意に。
出社前と同じく、キッチンを掃除。「朝と晩にシンクをふくから、水アカはつきません」
お風呂も入浴後にふく習慣でカビ知らず。大掃除もしなくてOK!
<Dr.コパさん>
キッチンは金運と妻の性格をつくる場所。きれいだと家計がうまくいきます。水回りにカビが生えると夫婦仲が悪くなってムダな出費が増えるので掃除するのは◎。
貯蓄上手な人ほど、毎日の生活はいたって普通。自然体で暮らしつつ、貯まる仕組みがきちんと整っている。それが、貯蓄へのいちばんの近道です。佐藤さんの生活習慣を参考に、今年こそ、貯まる家計を目指してみてください。
<撮影/林ひろし 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
消費経済ジャーナリスト。『ESSE』『レタスクラブ』等の編集者として20年以上、マネー記事を担当。貯蓄成功の秘訣は、貯め方よりお金の使い癖にあると分析
風水・家相の第一人者。明るいキャラクターで、日本古来の風水をわかりやすく説明し、絶大な人気を誇る。風水で「どれだけ幸せになれるか?」を実践
消費経済ジャーナリスト・松崎のり子さんと、風水&家相の第一人者・Dr.コパさんにも、貯まるポイントをチェックしてもらいます!
平日はルーティン化がコツ。お金が貯まる生活習慣
フルタイムで勤務するSさん(仮名)は、夫と長男の3人家族。昨春に勤務形態を変えたところに夫が転職。年収が200万円ダウンしたにもかかわらず、年100万円の貯蓄を続けています。
夫(36歳)、長男(7歳)の3人家族。看護師として老人ホームに勤務。貯蓄の目標は、住宅ローンの繰り上げ返済と教育費、老後資金。年間貯蓄100万円。年収700万円。
特別な節約はせず、心がけているのは「ものをあまりもたずに、すっきりと片づいた家で暮らすこと」。佐藤さんの平日の過ごし方を紹介します。
●<5:00>早めに起床し、部屋の空気を入れ換える
毎朝、Sさんがいちばんに起きてカーテンをあけ、外の空気を部屋へ。「新鮮な空気が気持ちよく、『今日もがんばろう!』と思えます」
<Dr.コパさん>
寝ている間に、家は不運や不幸をためがち。だから、朝、窓をあけて空気を入れ換えるのはすごくいいこと。毎朝実行して運を呼び寄せて。
●<5:30>子どもの身支度は夫にまかせる
子どもの身支度は夫にまかせる
Sさんが朝食とお弁当を用意している間に、夫が子どもの世話をするのが赤ちゃんのときからの習慣。「小学生になった今は、子どもの学校の準備を手伝ってくれています」
<松崎のり子さん>
子どもとよく話す夫は子どもの要望を感じ取りやすく、「教育費を貯めておかなくては」と考える方向に。夫婦で協力して貯蓄できるようになります。
●<6:00>朝食は簡単なものでパッとすませる
朝食は、シリアルとヨーグルトで簡単に。「家族それぞれが自分で用意できるから、余計な手間がかかりません!」。終わったら、各自が食器を食洗機に片づけます。
コーヒーを淹れるのは夫の役割です。
●<7:00>夫婦のお弁当と、家族3人分の水筒を準備
夫婦のお弁当とお茶、給食がある子どもにはお茶を用意。「夫は高血圧、私も体重を落としたいので、前夜の残りおかずに野菜をたっぷり加え、簡単&ヘルシーを心がけています」
<松崎のり子さん>
半端に残った野菜を有効に活用できるのがお弁当。家にあるものを使いきる習慣がつき、ランチ代も浮かせるので、食費節約につながっています。
●<7:00>朝勉強で、学習する習慣を身につける
朝食後、子どもは学校に行くまで勉強の時間。「勉強はわからなくなるとやる気がなくなるから、小さいうちから習慣づけてあげたくて。タブレットで、楽しんで勉強しています」
<松崎のり子さん>
いちばん頭がスッキリしている朝に勉強を習慣づけると、勉強がはかどるのはもちろん、夜ダラダラとムダな電気代を使わなくていいのも◎。
●<8:00>出社前に必ずリビング・ダイニングとキッチンをリセット!
食後に食器を食洗機に入れたら、シンクをスポンジで洗って丁寧に掃除。「帰宅したときキッチンがきれいだと、調理のテンションが上がります。疲れていても、外食しなくなりました」
ロボット掃除機と食洗器をセットすれば帰宅後がラク!
<Dr.コパさん>
ムダづかいの運気は床に落ちているから、床掃除はとても大事。実際、貯めている人は、みんな床を水ふきしています。ときどき、自分でふくと運気はさらにアップ。
●<17:30>帰宅後、夫と協力して夕食準備とお風呂をすませる
妻がおかずやパスタソースなどをつくる間、夫が子どもをお風呂に。「交替で私がお風呂に入り、夫がおかずを仕上げてくれたり、パスタをゆでたりしてくれます」。協力して最短で夕食へ。
●<18:30>平日の夕食は週末に決めたメニューで
献立を週末に決めて、材料も準備しておくそう。「悩むことが減ったので、面倒にもならなくなり、サッと準備ができるように」
週後半は、朝、圧力炊飯器をセットしておき、帰宅時にでき上がるカレーやシチューなども定番。
晩酌は一日のごほうび。ゆっくり楽しんで、元気回復!
<松崎のり子さん>
貯蓄上手な人は、自分にあったやり方を知っている人。予算を決めて買い物し、献立を決めて計画どおり実行する信念が貯まる極意に。
●<20:45>寝る前にキッチンをリセットし、早めに就寝
出社前と同じく、キッチンを掃除。「朝と晩にシンクをふくから、水アカはつきません」
お風呂も入浴後にふく習慣でカビ知らず。大掃除もしなくてOK!
<Dr.コパさん>
キッチンは金運と妻の性格をつくる場所。きれいだと家計がうまくいきます。水回りにカビが生えると夫婦仲が悪くなってムダな出費が増えるので掃除するのは◎。
貯蓄上手な人ほど、毎日の生活はいたって普通。自然体で暮らしつつ、貯まる仕組みがきちんと整っている。それが、貯蓄へのいちばんの近道です。佐藤さんの生活習慣を参考に、今年こそ、貯まる家計を目指してみてください。
<撮影/林ひろし 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【松崎のり子さん】
消費経済ジャーナリスト。『ESSE』『レタスクラブ』等の編集者として20年以上、マネー記事を担当。貯蓄成功の秘訣は、貯め方よりお金の使い癖にあると分析
【Dr.コパさん】
風水・家相の第一人者。明るいキャラクターで、日本古来の風水をわかりやすく説明し、絶大な人気を誇る。風水で「どれだけ幸せになれるか?」を実践