投資が怖い人は「ポイント投資」から。リスク最小限の始め方
これからの時代、節約や預貯金だけでは不安ということで、投資運用を始める人も増えています。
でも、投資はリスクが怖い…難しそう…そう感じることも。そこで、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんがおすすめしてくれたのが、「ポイント投資」。貯めたポイントを使って手軽に始められるというその内容について教えてもらいました。
手軽に始められるポイント投資って?(※写真はイメージです)
超低金利時代が続いているなかで、買い物をしながらポイントを貯めて、貯めたポイントで次回以降の買い物に使うといった「ポイ活」が人気です。貯め方を工夫することで、2重、3重、4重と重ね取りできるのも魅力のひとつです。
しかし、ポイントは貯めて使うだけではなく、今やポイントを運用することもできる時代です。もちろん、運用に回して増えたポイントで買い物にも使えます。今回は、「ポイント投資」のメリットデメリット、おもなポイントのポイント投資をご紹介します。
ポイント投資とは、普段のお買い物で貯まったポイントで運用することです。投資ですので、当然ポイントが増えるだけではなく、減ることもありますが、買い物のついでなどでもらったポイントかつ、少額からできるポイント投資は、現金で投資をして損失を出すよりも精神的なショックは軽いのではないかと思います。ポイントが増えたらラッキーな気分で気軽に始められるのもポイント投資のいいところでしょう。
投資運用にはある程度まとまった金額が必要と考える人も多いかと思いますが、ポイント投資なら100ポイント程度からスタートさせることができるので、気軽に始めることができます。
一般的に投資運用を始めるには、証券会社に証券口座を開設する必要がありますが、ポイント投資には証券口座を開設しなくても、運用を始められるものもあります。
こちらは、4大ポイント投資の特徴をまとめたものです。まずは手軽に投資を始めたい人は、表の色がついているポイントのみで運用をするタイプがおすすめです。
現在私が少額で投資をしている楽天のポイント運用は、「Rakuten PointClub
」から入ることができます。「ポイント運用」でその運用状況を確認することができます。
「楽天ポイント運用」の場合は、「アクティブコース」と「バランスコース」を選ぶことができます。「アクティブコース」とは、株式重視型のファンドを中心に、積極的な運用を目指すコース。「バランスコース」とは、債券重視型の安定的な運用を目指すコースです。このポイント運用は、投資の練習としては最適な場ですので、まずは好きな方を選びましょう。もちろん、迷ったらどちらのコースにも100ポイントずつ運用してもOK。
一度にポイントをまとめて入れる方法もありますが、リスクを軽減させたいのであれば、毎月100ポイントずつ積み立てのようにポイントを入れてもいいですね。また、どのサービスも基本的には期間限定ポイントや用途が限られたポイントを投資運用に使うことはできませんので、注意しましょう。
このように、まずは値動きのある運用に慣れることが大切です。ポイントのみの運用には、どれも手数料や口座管理手数料もかからないので、増えたポイントを引き出せばまるまるお買い物に使うことができます。通常の投資運用では、利益に対して約20%の税金が引かれるので、ある意味良心的とも言えます。
ただし、これらのポイント投資はあくまでも投資の疑似体験サービスにしか過ぎません。運用しているポイントは、現金に換金することはできないのです。また、運用ポイントを払い戻すことで、所定のポイント払いに使えるようになります。本格的な投資運用をするのであれば、証券口座を開設する必要があります。
ポイント運用に慣れてきて、「もっと本格的に投資運用を始めてみたい!」と思ったら、証券口座を開設しましょう。貯めたポイントと現金を併用して本格的に株式投資などをすることができます。ポイントと連動している証券会社の場合は、運用状況に応じた各社ポイントがもらえるので、よりポイントが貯まりやすくなります。
投資運用はなんとなく怖いものだと感じている方も多いかとは思いますが、これからの時代は、預貯金だけではなく、一部は投資運用に回してさまざまなリスクを軽減させることも大切です。ただ、「わからない、怖い、面倒くさい」と言って避けるのではなく、身近なポイント投資からスタートさせてみてはいかがでしょうか。
●教えてくれた人
節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。著書に『50代から知っておきたい! 年金生活の不安、解消します
』(共著、幻冬舎刊)などがある。新しい家計簿『節約家計ノート2021
』(東京新聞刊)、『シングルママのお金に困らない本
』(徳間書店)も発売中
でも、投資はリスクが怖い…難しそう…そう感じることも。そこで、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんがおすすめしてくれたのが、「ポイント投資」。貯めたポイントを使って手軽に始められるというその内容について教えてもらいました。
手軽に始められるポイント投資って?(※写真はイメージです)
ポイ活などで貯めたポイントは投資デビューに!「ポイント投資」入門
超低金利時代が続いているなかで、買い物をしながらポイントを貯めて、貯めたポイントで次回以降の買い物に使うといった「ポイ活」が人気です。貯め方を工夫することで、2重、3重、4重と重ね取りできるのも魅力のひとつです。
しかし、ポイントは貯めて使うだけではなく、今やポイントを運用することもできる時代です。もちろん、運用に回して増えたポイントで買い物にも使えます。今回は、「ポイント投資」のメリットデメリット、おもなポイントのポイント投資をご紹介します。
●ポイント投資とは?
ポイント投資とは、普段のお買い物で貯まったポイントで運用することです。投資ですので、当然ポイントが増えるだけではなく、減ることもありますが、買い物のついでなどでもらったポイントかつ、少額からできるポイント投資は、現金で投資をして損失を出すよりも精神的なショックは軽いのではないかと思います。ポイントが増えたらラッキーな気分で気軽に始められるのもポイント投資のいいところでしょう。
●少ないポイントでもOK
投資運用にはある程度まとまった金額が必要と考える人も多いかと思いますが、ポイント投資なら100ポイント程度からスタートさせることができるので、気軽に始めることができます。
●初心者は手始めに証券口座が不要なポイント投資からスタート
一般的に投資運用を始めるには、証券会社に証券口座を開設する必要がありますが、ポイント投資には証券口座を開設しなくても、運用を始められるものもあります。
こちらは、4大ポイント投資の特徴をまとめたものです。まずは手軽に投資を始めたい人は、表の色がついているポイントのみで運用をするタイプがおすすめです。
現在私が少額で投資をしている楽天のポイント運用は、「Rakuten PointClub
」から入ることができます。「ポイント運用」でその運用状況を確認することができます。
「楽天ポイント運用」の場合は、「アクティブコース」と「バランスコース」を選ぶことができます。「アクティブコース」とは、株式重視型のファンドを中心に、積極的な運用を目指すコース。「バランスコース」とは、債券重視型の安定的な運用を目指すコースです。このポイント運用は、投資の練習としては最適な場ですので、まずは好きな方を選びましょう。もちろん、迷ったらどちらのコースにも100ポイントずつ運用してもOK。
一度にポイントをまとめて入れる方法もありますが、リスクを軽減させたいのであれば、毎月100ポイントずつ積み立てのようにポイントを入れてもいいですね。また、どのサービスも基本的には期間限定ポイントや用途が限られたポイントを投資運用に使うことはできませんので、注意しましょう。
このように、まずは値動きのある運用に慣れることが大切です。ポイントのみの運用には、どれも手数料や口座管理手数料もかからないので、増えたポイントを引き出せばまるまるお買い物に使うことができます。通常の投資運用では、利益に対して約20%の税金が引かれるので、ある意味良心的とも言えます。
ただし、これらのポイント投資はあくまでも投資の疑似体験サービスにしか過ぎません。運用しているポイントは、現金に換金することはできないのです。また、運用ポイントを払い戻すことで、所定のポイント払いに使えるようになります。本格的な投資運用をするのであれば、証券口座を開設する必要があります。
●ポイント運用に慣れてきたら証券口座を開設してもOK
ポイント運用に慣れてきて、「もっと本格的に投資運用を始めてみたい!」と思ったら、証券口座を開設しましょう。貯めたポイントと現金を併用して本格的に株式投資などをすることができます。ポイントと連動している証券会社の場合は、運用状況に応じた各社ポイントがもらえるので、よりポイントが貯まりやすくなります。
投資運用はなんとなく怖いものだと感じている方も多いかとは思いますが、これからの時代は、預貯金だけではなく、一部は投資運用に回してさまざまなリスクを軽減させることも大切です。ただ、「わからない、怖い、面倒くさい」と言って避けるのではなく、身近なポイント投資からスタートさせてみてはいかがでしょうか。
●教えてくれた人
【丸山晴美さん】
節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。著書に『50代から知っておきたい! 年金生活の不安、解消します
』(共著、幻冬舎刊)などがある。新しい家計簿『節約家計ノート2021
』(東京新聞刊)、『シングルママのお金に困らない本
』(徳間書店)も発売中