[ちちんぷいぷい−毎日放送]2021年2月19日放送の「マルセイユのあなたの代わりに試セイユ!」のコーナーでは、躍進し続ける「3COINS(スリーコインズ)」の予想外のヒット商品をバイヤーに聞いていました。

1994年に大阪・茶屋町に1号店をオープンした「3COINS」。

ここ10年で売り上げが3倍になり、2020年は257億円を売り上げたとのこと。

全国200店舗以上を展開し、毎月800種類の新商品が並びます。わずか11人のバイヤーが心をつかむ商品を次々に開発しているとのことです。

そんなバイヤーさんたちが「この商品どうやろ?」と思ったけど、思いのほか大ヒットした商品とは何でしょうか?


ひげケース(3COINSのウェブサイトより)

「この商品どうやろ?」と思ったけど...大ヒット!

モバイル商品担当バイヤー升川拓さんの「予想外の大ヒット商品」は上司からの依頼で商品化したという「電子メモパッド」(550円。税込み、以下同)です。

パッドに電子ペンで書いたらボタン一つで消去でき、保存機能はありません。升川さんは「メモを保存できる最新タブレットに勝てないのでは?」と思いましたが、意外に大ヒット!即完売したそうです。(3月再入荷予定)

ペットアイテム担当バイヤーの小早川沙織さんの「予想外の大ヒット商品」は猫のひげを保存するケース、その名も「ひげケース」(330円)。

猫が大好きで自宅でも飼っている小早川さんは「たまに(部屋に)落ちてるのを掃除機で吸うのも心が痛むので、どうしても作りたかった!」のだとか。

なぜマニアックな商品にも挑戦する?

開発した「スマホクリップ式ホルダー」(330円)が「3COINS」2020年ヒットランキング1位となった同社唯一の男性バイヤー升川さんは、「素晴らしいバイヤーがたくさんいますが、自分はちょっと変わった物とか目線が違う物を中心に、お客さんのために作成していけたらいいなと思っています」と話していました。

コロナが流行し始めたとき、電車のつり革を見て思いついた抗菌機能付きの「つり革カバー」は残念な結果になったそう。「使うのが恥ずかしいという理由では?」と升川さん。

プチプラなのに品質がいい「3COINS」にはおしゃれな上に機能性のあるアイテムがたくさんありますが、バイヤーさんたち各々のアイデアによって開発されているんですね。

(ライター:まみ)