突然だが、画面から少し距離を取る、あるいは薄く目を開けた状態で、こちらの画像をご覧いただきたい。


どうやったらこんな形に......(画像は@ibukiriPさんのツイッターより・編集部でトリミング)

さて、こちらの写真、何に見えただろう。

一瞬でも「泥だらけになった右手を洗おうとしているところ」に見えたという人は多いのではなかろうか。実際、記者も初見ではそう思った。

しかしそうだとすると、いくつかおかしな点がある。

人間の手にしてはなんだか血色が悪いし、いたるところに妙な毛も生えている。

さらに「指先」の部分を見てみると、「小指」がべらぼうに長い。一番長いのが、この「指」だ。

そして極めつけは、小指と薬指の間に......6本目の指!?

実はこちら、まるで本物の人間の手のような形をした「自然薯」(ヤマノイモ)なのだそう。あまりにも人っぽいビジュアルに、ツイッター上では、

「バラバラ死体の一部にしか見えない」
「ソレ、自然薯じゃなくて、マンドラゴラでは?」
「きっともともと人間だったのに呪いで芋にされたんだわ」
「特級呪物ですね」

といった声が寄せられている。

芋とは思えない不気味さ

話題になっているのは、ツイッターユーザーの@ibukiriPさんが2021年2月28日に投稿した写真。Jタウンネット編集部は3月1日、投稿主の@ibukiriPさんに取材した。

話題になっている自然薯は、2月28日に厨房で撮影したものだという。いとこの畑へネギを貰いに行った際、一緒に貰ってきたものとのことで、

「絶妙に人間の手のような猿の手のような形をしていて気持ち悪いですね...」

と感想を述べている。たしかに、偶然この形になったにしても絶妙すぎる不気味さだ。

「野菜」というより、「何らかの儀式のための道具」と言った方がより正確な気さえする。

なお、こちらの自然薯はその後、写真に映っている部分は「そのままにして」とっておいてあるとのことだ。

ツイッターでの反響について、@ibukiriPさんは、

「他愛もない自然薯がこんなに面白おかしく反応されているのが楽しいです、ツイッターの良いところだなと思います」

とコメントしている。