テレビ、雑誌で大活躍の“伝説の家政婦”の志麻さん。ベストセラー『志麻さんのベストおかず』の第2弾『志麻さんのベストおかず プレミアムなほぼ100円おかず編
』が発売に。

コロナ禍で自炊が増えて食費がかさむとの声に応え、「1人分の材料費、ほぼ100円のおかず」を考案。
「『値段が高い』=『おいしい』わけじゃない。安くて簡単、なのにおいしいって最高ですよね」という志麻さんの言葉どおり、100円とは思えない味も見た目も満足感のあるおかずばかりです。ここでは、100円とは思えない志麻さんの料理テクをご紹介します。




豚こまと厚揚げの油淋鶏(ユーリンチー)風

伝説の家政婦・志麻さん直伝の、節約でも我慢無用な油淋鶏風レシピ



豚こま切れ肉に、かさましの代表選手・厚揚げを組み合わせちゃう自由な発想は、志麻さん流ならでは。

「薄切り肉でも厚揚げと一緒にあげればボリューム満点おかずになるんです。そこに香味野菜たっぷりの甘辛ダレをかければ、まるで油淋鶏ですよ!」

●豚こまと厚揚げの油淋鶏(ユーリンチー)風




【材料(4人分)】

・豚こま切れ肉 200g

・厚揚げ 2枚

・塩、コショウ 各少し

・片栗粉 大さじ4

・サラダ油 適量

・レタス 1個

・キュウリ 1本

・ニンジン 1/2本

・A[長ネギ(小口切り) 1/2本 ニンニク(みじん切り) 1かけ しょうゆ 大さじ2 酢、砂糖 各大さじ1 ゴマ油 小さじ1]

【つくり方】

(1) レタスは7〜8mm幅に切る。キュウリ、ニンジンは細切りにして水にさらし、シャキッとしたらザルに上げて水気をきってレタスとともに器に盛り合わせる。



(2) 豚肉に塩、コショウで軽く下味をつける。厚揚げは縦半分に切ってから、1.5cm厚さに切る。それぞれ片栗粉をまぶす。



(3) フライパンにサラダ油を深さ5mmほど注いで弱火にかける。油が温まったら、(2)の豚肉を広げて入れ、からりと揚げる。続いて(2)の厚揚げも揚げる。



(4) (1)の上に3をのせる。混ぜ合わせたAをかける。



[1人分425kcal][1人分139円]




<ポイント>
カリカリに仕上げたいから、豚こまは広げて揚げる。薄いので、色がつけば火どおり完了。

志麻さんレシピの決め手は、ご飯が進む味と自由な発想



本では、ほかにも普段の料理に使える工夫がたくさん掲載されています。

●鶏胸肉×チーズは大人も子どももテンションが上がる味




志麻さんの節約レシピ

節約食材の代表格・鶏胸肉。淡泊でパサパサすると犬猿されがちですが、「チーズ」と組み合わせればどの家庭でも喜ばれること間違いなし! 風味がアップするだけでなく、食欲も刺激されて、ご飯もビールも進む進む!


「パン粉は細かくして、粉チーズをプラス。こうすることでカリカリっと香ばしく軽い食感になるんです。粉チーズの代わりにカレー粉を加えてもおいしいですよ」

●デザートなら50円でつくれちゃう!



家にある材料で簡単につくれるちゃうのも志麻さんレシピの特徴。


「お正月で使ったお餅が残ってたりしませんか? 間隔をあけてお餅をレンチン。あとは板チョコを包めば、自家製チョコ大福の完成です。おやつは手づくりすると値段以上の味わいを楽しめるので、ぜひ!」



ほかにも、絶賛発売中の『志麻さんのベストおかず プレミアムなほぼ100円おかず編
』(扶桑社刊)には、驚きの100円おかずや50円おやつが満載。
ぜひ書店でチェックしてみてください。

<撮影/難波雄史 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【タサン志麻さん】



国内外のフレンチレストランで修業ののち、「より自由で簡単なフランスの家庭料理を伝えたい」と家政婦に転身。最新刊は『志麻さんのベストおかず プレミアムなほぼ100円おかず編
』(扶桑社刊)。テレビなどメディアでも活躍。