家族のおうち時間が増えたことで、献立決めや食事づくりが負担になっているという声、意外と多いようです。
そこでお届けしたいのが、「ESSE暮らしグランプリ2020」特別賞・くまみさんのアイデア。献立の悩みを解消して、毎日の食卓を無理なくととのえるワザを教えてもらいました。

家事をワンパターン化したら、暮らしがスムーズに回る




家事は家族で協力するスタイル

「以前は、家事や仕事、子育てを両立させようと時間に追われる日々。そのせいでイライラしたり、無理を感じていました」とくまみさん。考えた結果、家事をワンパターン化したり、ほどよく暮らしが回るゆる家事にしたそう。

「背伸びせず、等身大になったことで、気持ちに余裕ができるように。自分の時間ももてるようになりました」
なかでも、毎日の献立をパターン化したら、家事がグンと時短に! そのアイデアを見ていきましょう。

●朝食はワンパターン化




平日の朝食は「パン+日替わりおかず+ゆでおき野菜」のワンパターン。おかずは、鶏ハム、卵、ソーセージを日替わりで食卓に。以前は毎朝考えていたメニューにも悩むことがなくなり、調理時間が短縮されたそう。


<平日はこの3つをルーティン>
・鶏ハムの日
・卵の日
・ソーセージの日


「平日は夫の帰宅が遅く、家族団らんの時間がとれないこともありました。でも、このやり方にしたら、調理時間が減って朝の時間に余裕が。今では毎朝1時間、家族と会話を楽しんでいます」

<週末はイベント感アップ!>


週末の朝食は、ホットプレートで特別メニューに。
「パンケーキやホットドッグなど、長男と一緒につくる日もあります」

●副菜は毎週同じものをつくりおき




副菜のつくりおきは、ずっと続けたいからこそ、メニューを固定して、手間を省くことに。定番メニューは、ヒジキの煮物、切り干し大根、キンピラゴボウ、カボチャの煮物の4品。

「つくりやすく、日もちしやすい和食は、夫はもちろん長男にも好評。平日は忙しいので、買い出しと調理は週末にしています」

<主菜は放っておけるオーブンで!>


疲れが出てくる週の後半の主菜は、無理をやめてオーブンにおまかせ! 下味をつけた肉や魚を焼くだけに。

●彩りはお皿に頼る




栄養バランスやシンプルな味つけを優先したつくりおきだと、茶色い地味な食卓になってしまうのが悩みだったというくまみさん。

「品数を増やすことも考えましたが、それはやっぱり負担。だから思いきって、平日の夕飯は彩りを気にしないことに。その代わり、色鮮やかなお皿にのせて見た目をカバーしています」

家事のなかでも、意外と頭を悩ませるのが毎日の献立決め。これがサクサク決まれば、買い物も準備も悩まずにすんで時短に! あわただしい朝や平日の時間にも余裕が生まれます。ぜひ参考にしてみてください。

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●【くまみさん】



夫(37歳)、長男(6歳)、二男(1歳)の4人家族。自宅は4LDKの戸建て。フリーの管理栄養士として働きながら、掃除や収納などについての記事を、ブログ「くまみいろ
」で配信している