居酒屋チェーン「備長扇屋」「紅とん」などのヴィア・ホールディングス 事業再生ADRを公表
(株)ヴィア・ホールディングス(TDB企業コード:985013051、資本金49億3526万8300円、東京都新宿区早稲田鶴巻町519、代表横川紀夫氏)は、当社グループが2月15日に事業再生ADRを利用していたことを公表した。
当社は1948年(昭和23年)2月に設立。印刷事業者として営業を展開し、1963年(昭和38年)9月に株式を店頭公開(2016年12月に東証1部に市場変更)。その後は事業の多角化を進め、2001年に居酒屋「備長扇屋」のチェーン展開を開始、積極的なM&Aで連結子会社6社を抱え、外食産業グループとして事業を拡大していた。居酒屋「備長扇屋」や「紅とん」をグループに抱えるほか、居酒屋・和食、レストラン・カフェ、中華など複数の自社ブランドで展開、2021年3月期第3四半期末にて412店舗(うちFC44店舗)を運営。ピークとなる2009年3月期には連結年売上高約443億4600万円を計上していた。
しかし、近年は同業との競争激化、人手不足による人件費の上昇に加え、物流費や天候不順などによる原材料費の高騰といった影響を受けていた。昨年2月以降は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛、店舗休業を受け売り上げが急減、2020年3月期の連結売上高は約244億400万円に落ち込み、営業損益段階から赤字に陥っていた。その後も、売り上げ回復は遅れ、2021年第3四半期において、約26億7300万円の債務超過に転落。事業再生に向けた収益体質の確立と財務体質の抜本的な改善を目指し、2020年12月10日に事業再生実務家協会に対し事業再生ADR手続きを申請、同年12月24日に第1回債権者会議を開催していた。
負債は2021年3月期第3四半期末時点で連結ベースで約132億5900万円(うちリース債務を含む金融債務は約86億2000万円)。
なお、金融機関からは2021年4月20日開催予定の事業再生計画案の決議のための債権者会議の終了まで、借入金返済の一時停止の期間とすることについて同意を得ており、また、メインバンクから約9億7000万円の融資枠を得ていることを公表している。事業再生ADR手続きは取引先金融機関のみを対象とし、一般の取引先への影響を及ぼすものではないとしている。
当社は1948年(昭和23年)2月に設立。印刷事業者として営業を展開し、1963年(昭和38年)9月に株式を店頭公開(2016年12月に東証1部に市場変更)。その後は事業の多角化を進め、2001年に居酒屋「備長扇屋」のチェーン展開を開始、積極的なM&Aで連結子会社6社を抱え、外食産業グループとして事業を拡大していた。居酒屋「備長扇屋」や「紅とん」をグループに抱えるほか、居酒屋・和食、レストラン・カフェ、中華など複数の自社ブランドで展開、2021年3月期第3四半期末にて412店舗(うちFC44店舗)を運営。ピークとなる2009年3月期には連結年売上高約443億4600万円を計上していた。
負債は2021年3月期第3四半期末時点で連結ベースで約132億5900万円(うちリース債務を含む金融債務は約86億2000万円)。
なお、金融機関からは2021年4月20日開催予定の事業再生計画案の決議のための債権者会議の終了まで、借入金返済の一時停止の期間とすることについて同意を得ており、また、メインバンクから約9億7000万円の融資枠を得ていることを公表している。事業再生ADR手続きは取引先金融機関のみを対象とし、一般の取引先への影響を及ぼすものではないとしている。