耐火断熱材販売などを手がける万象ホールディングス(埼玉)など4社が民事再生
(株)万象ホールディングス(TDB企業コード:204008961、資本金500万円、埼玉県八潮市大瀬1-10-2、登記面=福島県双葉郡富岡町本岡字赤木100-22、代表吉川孝則氏、従業員78名)と、関係会社の(株)まく象(TDB企業コード:989554845、資本金1000万円、八潮市大瀬1-8-12、同代表、従業員20名)、(株)東翔ダンボ(TDB企業コード:960396944、資本金1000万円、八潮市大瀬1-10-2、同代表、従業員20名)、万搬(株)(TDB企業コード:626054521、資本金500万円、八潮市浮塚780、同代表、従業員9名)の4社は、2月9日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令、および監督命令を受けた。
申請代理人は御山義明弁護士(東京都中央区日本橋3-8-9、御山義明法律事務所、電話03-6225-2557)ほか。監督委員は富永浩明弁護士(東京都中央区銀座7-12-14、富永浩明法律事務所、電話03-3544-0381)。
(株)万象ホールディングスは、2013年(平成25年)4月に設立。元々、東京都台東区で創業していたが、2015年に実質本店を現所に移転。耐火断熱材販売やその工事部門、金属製止め具製造を手がける関連事業会社に対する各種経営指導を主体に行う持株会社で、2017年8月期は年収入高2億700万円をあげていた。2017年8月に関連会社1社を吸収合併し金属製止め具の製造加工を当社で開始したほか、2018年1月には富岡工場(福島県富岡町)が稼働し、ロックウール製造も開始して業容を急速に拡大していた。
2019年8月期は年売上高約21億3100万円をあげていたが、材料費・労務費がかさんだほか販管費も膨らみ営業損益で約4億4000万円、設備投資に伴う借入金の金利負担も重く経常損益で約5億2400万円の赤字を計上。近時の2020年8月期は年売上高が約13億8400万円までダウンし、大幅な赤字に陥っていたことに加え、取引先に対して支払遅延を起こすなど対外信用も著しく悪化。自主再建が困難となり、法的手続きによる再建を目指すこととなった。
負債は、(株)万象ホールディングスが約29億円、(株)まく象が約7億円、(株)東翔ダンボが7億700万円、万搬(株)が約6600万円で、4社合計約43億7300万円。
(株)万象ホールディングスは、2013年(平成25年)4月に設立。元々、東京都台東区で創業していたが、2015年に実質本店を現所に移転。耐火断熱材販売やその工事部門、金属製止め具製造を手がける関連事業会社に対する各種経営指導を主体に行う持株会社で、2017年8月期は年収入高2億700万円をあげていた。2017年8月に関連会社1社を吸収合併し金属製止め具の製造加工を当社で開始したほか、2018年1月には富岡工場(福島県富岡町)が稼働し、ロックウール製造も開始して業容を急速に拡大していた。
2019年8月期は年売上高約21億3100万円をあげていたが、材料費・労務費がかさんだほか販管費も膨らみ営業損益で約4億4000万円、設備投資に伴う借入金の金利負担も重く経常損益で約5億2400万円の赤字を計上。近時の2020年8月期は年売上高が約13億8400万円までダウンし、大幅な赤字に陥っていたことに加え、取引先に対して支払遅延を起こすなど対外信用も著しく悪化。自主再建が困難となり、法的手続きによる再建を目指すこととなった。
負債は、(株)万象ホールディングスが約29億円、(株)まく象が約7億円、(株)東翔ダンボが7億700万円、万搬(株)が約6600万円で、4社合計約43億7300万円。