XFN-ASIAによると、韓国と北朝鮮は13日、南北を縦断する鉄道の再連結に向けて25日から試運転することで合意した。軍事境界線をまたぐ鉄道の運行は朝鮮戦争以来、55年ぶりで、「京義線」と「東海線」が運行を再開する。これは北朝鮮の開城で開いた実務者協議で決まったもの。

  韓国統一省によると、朝鮮半島の西側を走る京義線では韓国と北朝鮮から合わせて100人を乗せ、27.3キロの区間を試走する。東側でも同数程度を乗せて、25.5キロを試運転する予定。韓国側では南北の鉄道運行の再開によって、シベリア鉄道との連結への道が開かれ、物流の大幅な効率化が期待されている。

今回の合意は南北対話の成果の一つ。試運転の実施は2004年に10月に合意していたが、政治情勢や技術的な問題から延期されていた。【了】