那須塩原市内の工事現場で14日、作業員の男性2人が土砂に埋もれて死亡した事故で、警察は15日、現場検証を行い、業務上過失致死の疑いを視野に事故の原因を調べています。

14日午後、那須塩原市中内の東北自動車道に架かる陸橋の工事現場で、数メートル掘った穴の中で掘削作業をしていた20代の男性作業員2人が崩れた土砂に埋もれて死亡しました。

工事現場では橋の耐震補強のため、橋脚のコンクリート部分に鉄筋を打ち込むための準備作業が行われていたということです。

事故現場では15日午前9時30分から警察や労働基準監督署、そして工事の関係者が立ち会い、現場検証が行われました。

警察官らは土砂が崩れた原因や安全措置が取られていたかなど、当時の状況を確認していました。

穴の側面に設置していた鉄板ごと土砂が崩れ2人が巻き込まれたとみられていて、警察では業務上過失致死の疑いを視野に入れて慎重に調べを進めています。