かながわブランド「自然薯大山」を販売 ファームいせはらが自己破産申請 新型コロナ関連融資受けるも、売り上げ回復せず
(株)ファームいせはら(TDB企業コード:967688332、資本金2400万円、神奈川県伊勢原市下落合44-2、代表仲西栄治氏)は、2020年12月22日に横浜地裁小田原支部へ自己破産を申請していたことが判明した。
申請代理人は仙波史生弁護士(神奈川県伊勢原市伊勢原1-16-8、伊勢原総合法律事務所、電話0463-79-9426)。
当社は、2009年(平成21年)10月に設立した野菜作農業者。伊勢原市における農家の高齢化を背景に、耕作放棄のため荒廃した畑の再生を目的とした農業法人で、自然薯(じねんじょ)や黒枝豆の生産・加工・販売やすり鉢の販売、飲食店の経営などを行っていた。
特に露地栽培を得意とし、独自の栽培技術によって生産された「自然薯大山」は、神奈川県と生産者団体で構成する「かながわブランド振興協議会」によって「かながわブランド」に登録されていた。消費者の健康志向の高まりにより、黒枝豆とともに引き合いは多く、2019年4月期の年売上高は約8000万円を計上していた。
しかし、2019年の台風の影響により、大口取引先からの引き合いがなくなり、2020年4月期の年売上高は約3200万円まで落ち込んでいた。採算も取れなくなるなか、新型コロナウイルス感染症が拡大。新型コロナ関連融資を受けるなどして繰り回していたが、その後も売り上げは回復せず、支え切れなくなり、今回の措置となった。
負債は債権者約22名に対し約1億6012万円。
なお、農業法人の「新型コロナウイルス関連倒産」は神奈川県内初となる。
申請代理人は仙波史生弁護士(神奈川県伊勢原市伊勢原1-16-8、伊勢原総合法律事務所、電話0463-79-9426)。
当社は、2009年(平成21年)10月に設立した野菜作農業者。伊勢原市における農家の高齢化を背景に、耕作放棄のため荒廃した畑の再生を目的とした農業法人で、自然薯(じねんじょ)や黒枝豆の生産・加工・販売やすり鉢の販売、飲食店の経営などを行っていた。
しかし、2019年の台風の影響により、大口取引先からの引き合いがなくなり、2020年4月期の年売上高は約3200万円まで落ち込んでいた。採算も取れなくなるなか、新型コロナウイルス感染症が拡大。新型コロナ関連融資を受けるなどして繰り回していたが、その後も売り上げは回復せず、支え切れなくなり、今回の措置となった。
負債は債権者約22名に対し約1億6012万円。
なお、農業法人の「新型コロナウイルス関連倒産」は神奈川県内初となる。