NY原油(11日):続伸、73.32ドル=石油精製大手の操業トラブルなどで
XFN-ASIAによると、11日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の6月物は、石油精製大手バレーロのテキサス州の製油所で、コーキング設備(重質油残さから付加価値の高いナフサや灯油・経由などの分解油を精製する設備)にトラブルが発生し、修理に必要な1週間、日産50万バレル相当の原油処理ができなくなる見通しを発表したことや中東情勢の悪化、さらに、ナイジェリアの政情不安の長期化の様相から、原油供給への懸念が高まり、一時は73.85ドルにまで上昇。結局、前日比1.19ドル高の1バレル=73.32ドルに続伸して引けた。
ガソリン6月物は同5.02セント高の1ガロン=2.2196ドルに続伸した。暖房油は同3.17セント高の1ガロン=2.0946ドルに続伸した。天然ガスは、エネルギー省発表の先週(4月29日−5月5日)の天然ガス在庫統計が市場予想を上回る前週比850億立方フィート増となったことで、同25.1セント安の100万Btu=6.649ドルに反落した。 【了】
ガソリン6月物は同5.02セント高の1ガロン=2.2196ドルに続伸した。暖房油は同3.17セント高の1ガロン=2.0946ドルに続伸した。天然ガスは、エネルギー省発表の先週(4月29日−5月5日)の天然ガス在庫統計が市場予想を上回る前週比850億立方フィート増となったことで、同25.1セント安の100万Btu=6.649ドルに反落した。 【了】