「クボが来るように説得したのは親友」 久保建英、ヘタフェ移籍への″内幕″を現地指摘
マジョルカ時代の同僚FWクチョ・エルナンデスが久保を"説得"と「マルカ」紙報道
ヘタフェは現地時間8日、ビジャレアルからレンタル期間打ち切りとなった日本代表MF久保建英が半年間の期限付き移籍で加入したことを発表した。
現地メディアはさっそく久保移籍の一報を取り上げ、スペイン紙「マルカ」は今回の移籍を導いた”陰の立役者”を指摘している。
久保は昨夏にレアル・マドリードからビジャレアルへ1年間の期限付き移籍。途中出場がメインながら開幕からコンスタントにピッチに立っていたものの、第14節から16節まで3試合連続で出番なし。そして、2021年最初の試合となったレバンテ戦で今季初のメンバー外となった。
再レンタルの可能性が指摘されていたなか、ウナイ・エメリ監督は「プレー機会が少なく、彼はプレーする必要があると考えている」と、久保が移籍を希望していると明かしていた。
8日にビジャレアルはレアル・マドリードとレンタル打ち切りで合意したことを発表。ヘタフェからは今季終了までのレンタル加入も正式発表された。こうしたなか「マルカ」紙は、久保をヘタフェへ導いた”陰の立役者”としてコロンビア代表FWクチョ・エルナンデスの存在を挙げている。
クチョは昨季、保有元のワトフォードからマジョルカへ期限付きで加入し久保とともにプレー。好連係を見せたことから、海外メディアで「KuCuコンビ」と命名されるなどホットラインを築いた。久保と同様、昨季限りでマジョルカを退団し今季からヘタフェへレンタルで加入しており、「クボがヘタフェへ来るように説得したのは、彼の親友であるクチョ・エルナンデスだった」と、内幕が綴られている。
「コロンビア人ストライカーのクチョ・エルナンデスは昨シーズン、マジョルカで日本人選手と親交を深め、フィールドではお互いのことをよく理解している。クチョとの関係性で再び機能することができる。これはホセ・ボルダラス監督のもう一つの願いである」
奇しくも、昨季の同僚FWと再びプレーすることになった久保。”名相棒”とともに、新天地ヘタフェで輝くことはできるだろうか。(Football ZONE web編集部)