中国Q2−3のGDP伸び率はQ1から微減速へ=国営シンクタンク
XFN-ASIAによると、中国国営シンクタンクの国家信息中心(情報センター)は、向こう2四半期のGDP(国内総生産)成長は、前年同期比10.2%増を記録した第1四半期(Q1)から減速し、第2四半期(Q2)が同9.8%増、第3四半期(Q3)が同10%増へ若干減速するとの見通しを発表した。9日に国営経済紙・中国証券報が報じた。
CPI(消費者物価指数)は、Q1の同1.2%上昇に対し、Q2は同1.5%上昇、Q3は同1.7%上昇と物価上昇圧力が高まり、通年では同1.5%上昇見通し。固定資産投資はQ1の同27.7%増に対してQ2が同27%増、Q3が同26.7%増と加熱する投資水準が維持されるようだ。マネーサプライのM2(現預金+準通貨供給量)の伸び率については、Q1が同18.8%増だったのに対し、Q2には同18.0%増、Q3には同17.5%増へ減速するとしている。
一方、拡大する貿易については、貿易黒字がQ1の233億元(約3250億円)だったが、Q2は328億元(約4570億円)、Q3が291億元(約4055億円)と300億元台に乗ると予想。同報告は、「不動産価格がさらに上昇するならば、長期的な発展にとって有害である」と指摘。さらに、中央銀行による公開市場操作の改善に向け、外国為替市場の安定化を図るために基金の創設を提案している。 【了】
CPI(消費者物価指数)は、Q1の同1.2%上昇に対し、Q2は同1.5%上昇、Q3は同1.7%上昇と物価上昇圧力が高まり、通年では同1.5%上昇見通し。固定資産投資はQ1の同27.7%増に対してQ2が同27%増、Q3が同26.7%増と加熱する投資水準が維持されるようだ。マネーサプライのM2(現預金+準通貨供給量)の伸び率については、Q1が同18.8%増だったのに対し、Q2には同18.0%増、Q3には同17.5%増へ減速するとしている。