切り立った崖と美しいビーチで観光客にも人気のウェスト・ベイ(画像は『Mirror 2020年12月13日付「Chilling snaps at edge of cliff as man ignores safety notices to photograph kids」(Image: GrahamHunt/BNPS)』のスクリーンショット)

写真拡大

英南部に位置する全長153kmの海岸「ジュラシック・コースト」は、迫力ある断崖や美しいビーチで知られており世界遺産にも登録されている。その一部であるドーセット州ウェスト・ベイの崖の上で今月12日、小さな子供2人を危険な場所に座らせて写真撮影をするカップルが目撃された。

【この記事の他の写真を見る】

英ドーセット州ウェスト・ベイで今月12日、親子連れと思われる4人が高さ45メートル超(約150フィート)の崖の上で危険な写真撮影をしているのが目撃された。

同州ボーンマスから同地に散策に来ていて、偶然4人を目にしたというマーズ・ブレスさん(Mazz Blehs、57)は「双眼鏡をのぞいていた夫が発見したのですが、今でも信じられない気持ちでいっぱいですよ」と語ると、当時の様子をこう振り返った。

「それは土曜日の午後1時半頃でした。崖の上には犬を連れた女性がいて、男性が子供たち2人を崖の端に座るよう指示しているようでした。男の子は3歳くらいで、女の子は7〜8歳だったと思います。恐ろしいことに女の子は、両脚を端からだらんと垂らしていました。」

「あの場所の近くでは以前、崖崩れがあったので見ているだけでハラハラして気分が悪くなりました。ただ周りには誰もおらず、撮影が終わった4人はすぐにその場を離れていきました。」

「あの周辺には『崖の端には近づかないように』と書かれた看板が多数設置されています。警告を無視し、あんなふうに子供を危険に晒すなどもってのほかです。」

英メディアによると、崖の上に防護柵は設けられてはいないものの、崖の端は非常に不安定で崩れやすく、今年8月には4人が目撃された場所から約1.6キロ(1マイル)離れた海岸で、800トンほどの崖が崩れる事故があったという。また2012年には、ジュラシック・コーストの海岸沿いを散策していた22歳の観光客の女性が、崩れた崖の下敷きになって死亡しており、危険極まりない行為には次のようなコメントがあがった。

「常識がなさすぎる。」
「何もなかったことは幸運でしかない。」
「子供がかわいそう。」
「こういう親は子供を持つべきでない。」
「自分だけは大丈夫という考えをもって行動していたら、いつか命を失う。」
「写真を見ているだけでドキドキする。」
「警察はこの親を追跡すべき。」

ちなみに今年1月には、スペイン領カナリア諸島の人気リゾート地のマンションの5階で、小さな子供が壁伝いに歩く様子が、また5月には、プエルトリコのマンションの8階ベランダで、父親とみられる男性が天井部分から吊り下げられたブランコに女の子を乗せて後ろから押す様子が動画に捉えられた。

画像は『Mirror 2020年12月13日付「Chilling snaps at edge of cliff as man ignores safety notices to photograph kids」(Image: GrahamHunt/BNPS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)