DVや児童虐待防ぐためには 宇都宮で講演会
DV・ドメスティックバイオレンスや児童虐待を防ぐために、できることを考える講演会が12日、宇都宮市で開かれました。
講演会は「女性に対する暴力をなくす運動」のひとつとして行われ、およそ50人が出席しました。
講師を務めたのは武蔵大学でジェンダーや家族社会学を専門に扱う千田 有紀教授です。
講演の中で、千田教授は2018年、東京・目黒区で当時5歳の少女が虐待死した事件など、児童虐待とDVを巡る国内外のさまざまな事例を紹介しました。
そして、これらを防ぐために家庭を閉ざされた空間にせず、さまざまな人が入って社会でサポートする仕組みづくりの重要性、さらに子どもの虐待の裏には保護者がDVの被害者になっているケースもあるかもしれないと考える視点が大切だと伝えました。