那珂川で外来魚の駆除
東日本有数の清流として知られ、多くのアユ釣りファンでにぎわう那珂川ですがこのところ『外来魚』の被害に悩まされています。大田原市黒羽地区で13日、駆除が行われました。
作業を行ったのは那珂川北部漁業協同組合・東部地区の組合員およそ40人です。
ここ数年は有志で外来魚の駆除を行っていましたが、これだけの人数で作業するのはおよそ20年ぶりだといいます。
13日は組合員たちが二手に分かれ、川の上流と下流の両方から網で外来魚を追いやり、集まったところを「ヤス」と呼ばれる先の尖ったヤリで突いて駆除しました。
那珂川北部漁業協同組合によりますと、この10年あまりでブラックバスやブルーギル、コイといった外来魚の数が何倍にも増えていて、地域特産のアユを食べてしまったり竿や網などを壊したり被害が相次いでいるといいます。
外来魚が増えた理由としてはペットとして飼っていたものが無断で放たれたことなどが考えられ、訪れた釣り客などにも注意を促しています。
13日だけでおよそ40匹の外来魚が駆除されたということです。