ビールなのにサワー!? IPAの次に来る「サワービール」の魅力とは
近年大流行しているレモンサワー。レモンの酸味と爽快な飲み口が人気の理由の一つだが、ビールにも酸味が特徴の「サワービール」というジャンルがあることをご存じだろうか。
「ビールなのに酸っぱいっておいしいの?」そんな率直な疑問を解消すべく、Brooklyn Brewery世界初のフラッグシップ店「B(ビー)」にて、さまざまなサワービールを飲み比べしてきた。
○サワービールとは?
「サワービール」とは、乳酸菌を使って発酵することで、自然由来の酸味を引き出した、爽やかな酸味の効いたビール。日本ではまだ馴染みがないが、アメリカのクラフトビール市場では一般的なビアスタイルで、今後注目のジャンルとなっている。
今回飲み比べをさせていただいたのは「ブルックリンベルエアサワー」「ブルックリンロゼデヴィル」「ブルックリンパレンケ」の3種類。同じサワービールでもフルーツテイストだったり、熟成されていたりと、それぞれに味わいが異なるそうだ。早速紹介していこう。
○まるでカクテル! 食中酒として超優秀な「ブルックリンベルエアサワー」
まず試飲したのは「ブルックリンベルエアサワー」。一口飲んでみると、今まで体験したことのない飲み口と味わいに、初めは正直驚いた。
「ビールです」と提供されるよりも「新ジャンルのカクテルです」「スパークリングワインの一種です」と言われた方が受け入れられるような、軽やかで爽やかな飲み口。それでいてしっかりとビールの味わいも感じられる。
「酸味自体は料理や飲み物など日常にあって、私たちにとって馴染みのある味覚の一つ。今までその酸味が加わったビールを飲んだことがなかっただけで、日本人にとっても親しみの持てる味わいだと思います」(ブルックリン・ブルワリー・ジャパン アカウントダイレクター/金 惠允氏)。
確かに、今まで飲んだことがないのに、不思議としっくりきてしまう。新鮮な体験を提供してくれるビールだった。
そして酸味があるので食事にとても合う。柑橘系のサワーと比べて優しい酸味なので料理の味を邪魔しないし、それでいて爽やかな酸味が口直しになり、一口ひと口を新鮮な気持ちで楽しむことができる……食中酒にぴったりの商品だと感じた。
漬物や酢の物など酸味の効いた料理から、タイ料理や多国籍料理など味の濃いメニューまで、幅広いジャンルでペアリングが可能なほか、フルーツやチーズにもぴったりとのこと。
加えてビアカクテルのベースとしても優秀で、カシスリキュールや梅酒を加えてもおいしくいただけるそう。
水色とピンクのパッケージも個性的でかわいらしいデザインなので、友人と集まる家飲みやパーティーに持ち寄ると、「センスある!」と周囲からの株が上がりそうな1本だ。
○同じサワービールでも個性的な味わいが光る1本
「ブルックリンベルエアサワー」がベーシックなサワービールだとすると、「ブルックリンロゼデヴィル」「ブルックリンパレンケ」はちょっぴり個性的なサワービールと言えるだろう。
このうち、サワービールにラズベリーの甘酸っぱさが加わった「ブルックリンロゼデヴィル」は、エレガントな酸味とスイートな味わいが特徴の1本。ディナーの前に、スイーツやフルーツと合わせてアペロを楽しみたい……そんなおしゃれなシーンで活躍してくれそうだ。
そしてビッグボトルが印象的な「ブルックリンパレンケ」は、サワービール×メシカル(アガベから造ったメキシコ原産の蒸留酒)という、アメリカで流行中の2つのお酒を掛け合わせたビール。現在はアメリカと日本、他数カ国でしか展開されていない、新発売の商品だ。
サワービールにライムと塩を加え、メシカルの樽で熟成させることで完成するビールなのだそう。メシカルの甘さにライムの爽やかさ、サワービールの酸味が残る個性的な味わいで、個人的にはこの3つの中で一番好きな1本だった。アルコール度数も高く、特にお酒好きな人が好みそうなサワービールと言えそうだ。
○想像以上に自由なビールの世界
これらのビールはフラッグシップショップ「B(ビー)」で飲み比べできる。また「ブルックリンベルエアサワー」に関しては「HOTEL SHE, KYOTO」のカフェなどでも楽しめるほか、オンラインショップ「DRINX」で購入可能となっている(いずれも数量限定)。
日本でビールと言うと、ホップの苦みと爽やかなのど越しが特徴のピルスナータイプを想像する人がほとんどかもしれない。
しかしひと口にビールと言っても、さまざまなジャンルがあり、今回のように苦み控えめで酸味のあるタイプも存在する。
ワインや日本酒のように、さまざまな銘柄や味の特徴を試しながら、ぜひビールでも自分のお気に入りのビアスタイルを見つけてみてほしい。
「ビールなのに酸っぱいっておいしいの?」そんな率直な疑問を解消すべく、Brooklyn Brewery世界初のフラッグシップ店「B(ビー)」にて、さまざまなサワービールを飲み比べしてきた。
「サワービール」とは、乳酸菌を使って発酵することで、自然由来の酸味を引き出した、爽やかな酸味の効いたビール。日本ではまだ馴染みがないが、アメリカのクラフトビール市場では一般的なビアスタイルで、今後注目のジャンルとなっている。
今回飲み比べをさせていただいたのは「ブルックリンベルエアサワー」「ブルックリンロゼデヴィル」「ブルックリンパレンケ」の3種類。同じサワービールでもフルーツテイストだったり、熟成されていたりと、それぞれに味わいが異なるそうだ。早速紹介していこう。
○まるでカクテル! 食中酒として超優秀な「ブルックリンベルエアサワー」
まず試飲したのは「ブルックリンベルエアサワー」。一口飲んでみると、今まで体験したことのない飲み口と味わいに、初めは正直驚いた。
「ビールです」と提供されるよりも「新ジャンルのカクテルです」「スパークリングワインの一種です」と言われた方が受け入れられるような、軽やかで爽やかな飲み口。それでいてしっかりとビールの味わいも感じられる。
「酸味自体は料理や飲み物など日常にあって、私たちにとって馴染みのある味覚の一つ。今までその酸味が加わったビールを飲んだことがなかっただけで、日本人にとっても親しみの持てる味わいだと思います」(ブルックリン・ブルワリー・ジャパン アカウントダイレクター/金 惠允氏)。
確かに、今まで飲んだことがないのに、不思議としっくりきてしまう。新鮮な体験を提供してくれるビールだった。
そして酸味があるので食事にとても合う。柑橘系のサワーと比べて優しい酸味なので料理の味を邪魔しないし、それでいて爽やかな酸味が口直しになり、一口ひと口を新鮮な気持ちで楽しむことができる……食中酒にぴったりの商品だと感じた。
漬物や酢の物など酸味の効いた料理から、タイ料理や多国籍料理など味の濃いメニューまで、幅広いジャンルでペアリングが可能なほか、フルーツやチーズにもぴったりとのこと。
加えてビアカクテルのベースとしても優秀で、カシスリキュールや梅酒を加えてもおいしくいただけるそう。
水色とピンクのパッケージも個性的でかわいらしいデザインなので、友人と集まる家飲みやパーティーに持ち寄ると、「センスある!」と周囲からの株が上がりそうな1本だ。
○同じサワービールでも個性的な味わいが光る1本
「ブルックリンベルエアサワー」がベーシックなサワービールだとすると、「ブルックリンロゼデヴィル」「ブルックリンパレンケ」はちょっぴり個性的なサワービールと言えるだろう。
このうち、サワービールにラズベリーの甘酸っぱさが加わった「ブルックリンロゼデヴィル」は、エレガントな酸味とスイートな味わいが特徴の1本。ディナーの前に、スイーツやフルーツと合わせてアペロを楽しみたい……そんなおしゃれなシーンで活躍してくれそうだ。
そしてビッグボトルが印象的な「ブルックリンパレンケ」は、サワービール×メシカル(アガベから造ったメキシコ原産の蒸留酒)という、アメリカで流行中の2つのお酒を掛け合わせたビール。現在はアメリカと日本、他数カ国でしか展開されていない、新発売の商品だ。
サワービールにライムと塩を加え、メシカルの樽で熟成させることで完成するビールなのだそう。メシカルの甘さにライムの爽やかさ、サワービールの酸味が残る個性的な味わいで、個人的にはこの3つの中で一番好きな1本だった。アルコール度数も高く、特にお酒好きな人が好みそうなサワービールと言えそうだ。
○想像以上に自由なビールの世界
これらのビールはフラッグシップショップ「B(ビー)」で飲み比べできる。また「ブルックリンベルエアサワー」に関しては「HOTEL SHE, KYOTO」のカフェなどでも楽しめるほか、オンラインショップ「DRINX」で購入可能となっている(いずれも数量限定)。
日本でビールと言うと、ホップの苦みと爽やかなのど越しが特徴のピルスナータイプを想像する人がほとんどかもしれない。
しかしひと口にビールと言っても、さまざまなジャンルがあり、今回のように苦み控えめで酸味のあるタイプも存在する。
ワインや日本酒のように、さまざまな銘柄や味の特徴を試しながら、ぜひビールでも自分のお気に入りのビアスタイルを見つけてみてほしい。