県議会の通常会議が10日に開会し、新型コロナウイルス対策を盛り込んだ35億円余りの補正予算案が提出されました。

開会にあたり福田 富一知事が5期目の県政運営の所信表明を行いました。

県が編成したおよそ34億円の12月補正予算案のうち、新型コロナウイルス感染症の第3波対策の強化には15億円を充てます。

発熱患者に対応する医療機関に対して協力金を支給するほか、新型コロナウイルスワクチンの円滑な接種に向けた検討を始めます。

一方、社会経済活動の活性化では合わせて19億円を組み入れ、中小企業などの感染症対策や対面しないビジネスモデルへ転換する場合の支援、児童・生徒へのタブレットの導入に合わせてすべての県立学校への電子黒板の整備が盛り込まれています。

補正後の一般会計は1兆724億円にのぼります。

開会初日は補正予算案のほか条例など合わせて15件の議案が提出され、採決は今月25日に行われます。