欲しくても入手困難!? 新型ノート、都内では80台のみ予約可能? 日産新型車の近況

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フルモデルチェンジされた新型コンパクトカー「ノート」とは

 日産は、2020年11月24日、新型コンパクトカー「ノート」のフルモデルチェンジを発表しました。
 
 日本において売れ筋コンパクトカーということもあり、ユーザーからはどのような反響があったのでしょうか。

予約販売に制限も? 話題沸騰の日産新型「ノート」に対する反響は?

 ノートはハッチバックタイプの乗用車で、初代は2005年に登場しました。

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 2016年には4度目のマイナーチェンジでe-POWER搭載車が発表され、e-POWER追加後の2016年11月月間販売台数では1万5784台を記録し、軽自動車を含めた月間新車販売台数で1位に輝きました。

 そんな日産の人気モデルのひとつが今回フルモデルチェンジを発表し、注目が集まっています。

 ボディサイズは、全長4045mm×全幅1695mm×全高1505mmで、電動SUV「アリア」の車高を低くしたようなデザインとなっており、スタイリッシュな印象を受けます。

 ボディカラーは、モノトーンカラー11色とツートーンカラー2色の合計13色から選ぶことができます。

 インテリアは、ブラックを基調にまとめられており、シンプルで上質なデザインとなり、メーターとナビゲーションの高さが同じであるため、視線移動を減らし美しさと機能性を兼ね備えています。

 ほかにも、全方位運転支援システム「360°セーフティアシスト」や、高速道路を走行中の際に車間距離や車線中央のキープをアシストしてくれる「プロパイロット」なども採用するなど安全運転支援面などが大きく向上しました。

 グレードは、「F」「S」「X」の3種類を設定。また、ストラップを引くだけで助手席が外側に回転し、クルマへの乗り降りがスムーズな機能「助手席回転シート」がついている特別仕様車もあります。

 燃費性能はWLTCモードでグレード「F」は、29.5km/L、グレード「X」「S」は、28.4km/Lです。

 新車価格は、202万9500円から218万6800円となっています。

第2世代「e-POWER」ってどのくらいすごいの? 新型ノートの反響は?

 新型ノートでとくに注目が集まっている点は、なんといっても第2世代「e-POWER」です。

 e-POWERとは、ガソリンエンジンとモーターを融合した新しいパワートレインで、ガソリンを燃料にエンジンが搭載されている発電機を回して電気をつくり駆動します。

 第2世代e-POWERは、モーターとインバーターをが刷新され、駆動用モーターの最高出力は従来の109馬力から116馬力にパワーアップしました。

 また、荒れた路面の走行中にエンジンが始動しその間に発電する技術を世界初採用したことで、高い静粛性を実現しています。

e-POWERのみとなった新型「ノート」

 そんな新型ノートですが、ユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。

 日産の販売店のスタッフはこのように話します。

「従来のモデルを気に入ってくださっており、実際のクルマを見ずに、新モデルを購入してくださるお客さまも多くいらっしゃいます。

 やはりe-POWERに惹かれ、一度乗るとまた同じモデルが良いと大変ご好評いただいております。

 しかし、現在納期が見えない状態で、東京にある販売店で80台しか予約販売を受け付けていないという状況です。各店舗で2、3台の予約を受けるのが精一杯です」

 また、金額については、「従来のモデルに比べて価格が上がっているところが気になるというお客さまもいらっしゃいますが、クルマ自体の機能も良くなっているし、クルマ全体の価格が上がっているのでしょうがないよねとおっしゃる人も多いです」と話します。

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 現段階では12月23日に発売の新型ノートの駆動方式は2WDですが、近日中には深雪やドライ、ウェットなど、あらゆる状況に対応した、前後に備えた2つの強力なモーターで4輪を駆動する、本格電動4WD車も、2020年12月に発表する予定です。