測量を3Dで 災害現場などで活躍期待
災害復旧などの工事を安全かつ確実に進めようとデジタル技術を利用した最新の測量機器の講習会が30日、日光市で開かれました。
この講習会は国土交通省日光砂防事務所と県測量設計業協会が共同で開いたもので、県内の測量設計業者や行政関係者などおよそ70人が参加しました。
講習会で紹介されたのは、これまで平面で行われていた測量をドローンを使って立体的に行うシステムです。
地上に立てた機材とドローンに積んだ機械からレーザーを発射して地形のデータを読み取ります。
この両方のデータを合わせて立体的なマップを作成します。
地形のデータを読み取るときに写真も撮影しているので地形がどのような状態なのか詳しく知ることができるといいます。
この方法での測量は2015年の関東東北豪雨で大きな被害を受けた日光市芹沢地区の復旧や去年の東日本台風からの復旧工事にもすでに導入されているといいます。
危険な場所まで人が行く必要がなく安全に確実に現場の情報を把握することができるため、災害現場などでの活躍が期待されています。