「モナ・リザ」や「最後の晩餐」などで知られるイタリアの巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチの知られざる一面にスポットを当てた展覧会が栃木市で開かれています。

ダ・ヴィンチは芸術家である一方、科学技術や建築、天文学などにも造形が深く、多くのメモやスケッチが残されています。

今回の展示会は、栃木市が所蔵するダ・ヴィンチのメモのコピーやそれをもとに作られた不思議な機械の模型など、合わせておよそ50点を展示しています。

ダ・ヴィンチは13世紀の人物ですが、すでにヘリコプターの原型や自動で回転させながら肉を焼く装置などの構想を持っていました。

自走車と呼ばれるバネの力で動くよう設計された史上初の機械仕掛けの車は、弓型のバネに動力を加え、その動力が歯車を伝わって車輪を動かす仕組みで、現代のおもちゃの自動車に使われているのと同じ原理です。

「知られざるレオナルド・ダ・ヴィンチ展」は12月20日までとちぎ蔵の街美術館で開かれています。