渋野日向子は靴擦れ発生も… スコアは上り調子!(撮影:上山敬太)

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<大王製紙エリエールレディス 初日◇19日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6545ヤード・パー71>
「大王製紙エリエールレディス」初日に3アンダー・4位タイの好発進を決めた渋野日向子。この日は先週の「伊藤園レディス」で告白した右足裏の痛みはなかったが、靴擦れを起こしたが、その痛みを乗り越えての好スタートだった。
1カ月前の渋野日向子のドライバースイング【連続写真】
靴擦れの原因はやはり右足裏の痛み。「シューズは新しいものではないので、歩き方の問題なのかなと。足をかばって歩き方も変わってきているので、それもあるのかなと思います。スイングも痛くならないようにかばいながらなので、その中でずれもあるのかなと思います」と分析している。
様々な弊害がでている右足裏の痛み。だが、よくよく聞くと悪いことだけではないらしい。「痛いなりにもいいショットが打てていたので良かった。最近にしては飛距離も飛んでいると思いますし、先週は今までより飛んでいなくて番手を上げたりしましたけど、今日は自分の思った距離は打てていたので、かばいながらですけどいい体の動きができていました」とショットの状態が上がってきたことに一役買っているという。
「右足をかばうことによって無駄な動きが減ることもある。いい方向にいっているのかなと思います」。痛みがなく色々動かせるからこそ起きてしまっていた、本来不要な動きが、痛みがあることでなくなったのだ。
『かばう打ち方によって得らえることもある?』という質問に「そうですね、あると思います」と話した渋野。まさに禍を転じて福と為す。残念なケガもポジティブに。そうすれば痛みがなくなったとき、さらにレベルアップした姿が見られるだろう。(文・秋田義和)

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