AFX通信によると、米労働省が5日発表した4月の雇用統計で、非農業部門就業者数(軍人を除く、季節調整済み)は前月比13万8000人増となり、市場予想の19万9000人を大きく下回った。失業率は、4.7%と前月から変わらず、市場予想と一致した。また、2−3月の非農業部門就業者数は下方改定され、計3万6000人減のそれぞれ20万人増となった。

  4月の平均時給は、前月比9セント(0.5%)増の16.61ドルとなり、市場予想の同0.3%増を上回った。賃金は前年比で3.8%増となり、2001年8月以来の大幅な増加を記録した。週平均労働時間は、33.9時間と前月の33.8時間から上昇。総労働時間は前月から0.5%上昇した。

  業種別では、生産部門が3万7000人の増加で、うち建設業は1万人増加、製造業は1万9000人増加した。また、サービス部門は10万1000人増加し、うち医療・教育が3万5000人増、専門・ビジネスが2万8000人増加した。一方、政府部門は7000人増加した。

  278業種のうち就業者を増やした業種は64.4%となった。【了】