宇都宮市にある感染症への抵抗力が低いがん患者の専門病院に、医師が安全に新型コロナウイルスのPCR検査を行うことができる検査ブースが導入されました

県立がんセンターの入り口に設置されたPCR検査ブースです。

新型コロナウイルスの院内感染を防ぐために有効な検査設備が欲しいという県の要望を受けて、空調設備の開発などを行う真岡市の田崎設備が特別に開発しました。

現場の医療スタッフと打ち合わせをしながらおよそ5カ月間かけて完成させ、尾澤 巌院長が田崎 利也社長に感謝状を贈りました。

検査ブースは、背面にある3種類のフィルターがウイルスを活動できない状況にするほか、空気の流れをコントロールすることで、医師が検査を行う空間を清潔に保つ仕組みです。

がんセンターに入院している患者の多くは抵抗力が低い状態にあり、他の人よりリスクが高いことから医師などを介して感染を広げないことが重要です。

今後は新たに入院する患者などに、このブースを使ったPCR検査を行うことで、患者と医療スタッフ両方の安全を守ります。