鹿沼市を流れる南摩川で建設が進められている南摩ダムの建設予定地を一望できる展望エリアが完成し27日、報道陣に向けて公開されました。

展望エリアはおよそ30台の駐車スペースを備えていて、展望台からは建設に向けて準備が進められているダムの用地を一望できます。

27日は建設事業を進める思川開発建設所の職員らが、報道陣にダムや展望エリアについて説明を行いました。

南摩ダムは地域の水不足や水害に対応しようと1964年に建設に向けた構想が初めて発表されました。

その後、国のダム事業見直しなどで事業が中断された時期もあったものの、地域住民の理解を得ながら2008年には周辺に住む80世帯の移転を完了し、現在は建設に向けた準備工事が行われています。

高さは栃木県庁とほぼ同じで85メートルほど、総貯水量は東京ドームおよそ40個分の5,100万立法メートルです。

ダム自体の建設は来年3月に始まり、2025年度中に完了する見込みです

展望エリアは来月1日に一般開放され、当日は訪れた人へダムカードの配布が行われるということです。