XFN-ASIAによると、1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の6月物は、ナイジェリアの騒乱状態の再燃や、イラン核開発問題をめぐる緊張状態の継続、ボリビアが国内の全ての石化燃料権益を国有化すると発表したことなどにより、供給不安が増大し、前週末比1.82ドル高の1バレル=73.70ドルに続伸、終値としては4月21日以来の高値となった。

  ガソリン先物の6月物は、同5.74セント高の1ガロン=2.1466ドルに続伸した。ガソリン価格はこのところ小売レベルでは微減となっているものの、依然例年より大幅に高く、サミュエル・ボドマン米エネルギー長官が「今後2−3年は高値が続く」としたように、下押し要因が見つけにくい状態になっている。

  暖房油は同4.59セント高の1ガロン=2.0588ドルに反発した。天然ガスは、同14セント高の100万Btu=6.69に反発した。 【了】