民間の調査機関が行った今年の魅力度ランキングで栃木県が初の最下位になったことについて、20日開かれた県議会の常任委員会で「最下位を逆手に取ってPRする手立てを考えるべき」などという意見が相次ぎました。福田知事は調査を行った会社に意見を申し入れる考えを示しています。

先日発表された全国の魅力度ランキングで栃木県は初の最下位に沈みました。

今年度までの5年間の計画で、ランキングを25位以内に上げることを目標に取り組みを進めてきましたが、定位置の下位から脱却できず目立った成果はあげられませんでした。

魅力度の順位は、84項目ある回答の総合評価ではなく1項目の回答のみで決められているため、県はこれまでも「順位の上げ下げ」の分析は難しいという見解を示していました。

県議会常任委員会で、それぞれの委員からは「なぜ最下位なのか検証して1ランクでもアップルすことを目指してほしい」や「最下位を逆手にとって魅力を発信する方法を考えるべき」などと意見が相次ぎました。

県は来年度以降、観光、県産品、移住定住などの重点分野で、数字で効果を検証できる複数の指標を設けて栃木県の魅力が上がっているのか下がっているのか総合的に判断していく方針です。