非行少年の立ち直り支援で連携 県警と宇都宮少年鑑別所
県警察本部と宇都宮少年鑑別所は19日、非行などの問題を抱える少年を立ち直らせるための支援活動を連携して行う協定を結びました。
県警察本部で行われた協定書の調印式で生活安全部の大貫 良之部長と宇都宮少年鑑別所の福永 瑞恵所長がサインを交わしました。
警察によりますと去年、非行を犯した少年は348人と統計をとってから最少を記録しました。
しかし刑法犯の少年が再び犯罪に走る割合は40.3%と前の年に比べて7.8%増加し過去最高となっていて、いかに立ち直らせるかが喫緊の課題となっています。
協定では、警察が対象の少年の支援方法などで少年鑑別所の心理学から見た専門的な助言が必要とした場合に、少年と保護者の同意を得たうえで協力を求めることができるようにします。
協定の締結を通して警察と少年鑑別所が連携し、少年の健全育成や非行防止、そして犯罪被害から守ることを目指します。