巨大な一つ目の白いサメ(画像は『The sun 2020年10月15日付「JAWS DROPPING Mutant one-eyed ‘cyclops’ baby shark cut from mother’s womb by stunned fishermen in Indonesia」(Credit: ViralPress)』のスクリーンショット)

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インドネシアのマルク州沖で今月10日、先天性奇形のサメの胎児が発見された。サメは白いアルビノ(先天性色素欠乏症)だっただけでなく、巨大な一つ目だったことで注目されている。『The Sun』『LADbible』などが伝えた。

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映画『モンスターズ・インク』に登場するマイク・ワゾウスキを彷彿させる、巨大な一つ目のサメの胎児が今月10日、インドネシアのマルク州沖で捕獲された母ザメから見つかった。漁師が網にかかり息絶えた母ザメの内臓を取り出そうと腹を割いたところ、奇形の胎児が姿を現したのだという。

漁師の1人は「胎児は3匹で、そのうちの2匹は正常だったが、1匹だけ奇妙なミルク色で巨大な目が1つしかなかった。すでに死んでいたが、これまでに見たことがなかったので驚いた」と述べており、地元の海洋センターに引き取られたことを明かした。

なおギリシャ神話に登場する“サイクロプス”という一つ目の巨人から、単眼症のサメは「サイクロプスシャーク」などと呼ばれており、非常に珍しいという。しかしながら2011年にもカリフォルニア湾のセラルボ島付近で、漁師が捕獲した母サメからサイクロプスシャークの胎児が発見されている。10匹の胎児のうち1匹だけ白色で一つ目だったそうで、メキシコの海洋科学学際センター(CICIMAR)の海洋専門家フェリペ・ガルバン・マガーニャ(Felipe Galvan-Magana)氏は当時「かなり貴重なケース。このような異常があるサメの胎児は、これまでの記録では50匹にも満たない」と述べていた。死産であるケースが多く、誕生しても数時間で死んでしまうことがほとんどであるという。

ちなみに昨年8月にはアメリカで、湖で釣り上げられた魚が口を2つ持っていたことが話題となったが、水質汚染による奇形ではないかと示唆する人もおり物議を醸した。

画像は『The sun 2020年10月15日付「JAWS DROPPING Mutant one-eyed ‘cyclops’ baby shark cut from mother’s womb by stunned fishermen in Indonesia」(Credit: ViralPress)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)