監督が語る「マッドマックス」フュリオサの“その後”

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ジョージ・ミラーが、監督作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」後のフュリオサが暴君になる可能性を示している。ミラーはシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサのその後について、2つの可能性があると語った。

ニューヨーク・コミコンでのインタビューで、ミラーはこう語っている。

「2つの展開がある。1つはユートピア的なもので、本当に面白い話ではないんだ。彼女が最初にすることは水を開放することだと思っている。抑えるのではなくてね。政治的に新しい契約さ」

しかしミラーは学者のジョゼフ・キャンベルに触れながら、もう1つの可能性について、次のように語った。

「キャンベルは、今日の英雄が明日の暴君になることは普通の話だって言っていたね。英雄は変革をもたらす。基本的に、英雄は公共のために私欲を捨てるんだ。(キャンベルは)基本的に、人は自ら作り上げたり、守ったものをとても愛するものだと言っていたね。守りに入り、自らが正統性そのものとなる。ドグマを作り上げ、基本的にそれを守らなければいけないんだ。そういった流れになりがちだ」
「彼女は賢いからそんな罠には落ちないだろう。すでにイモータン・ジョーでそれを見ているからね。彼は同じプロセスを辿ったと思う。多分、彼は始めは英雄的な人物だったんだろうね」