日本ハム・杉谷拳士【画像:パーソル パ・リーグTV】

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捕前に完璧バントも打球がわずかに左手に…

■日本ハム 3-3 楽天(20日・札幌ドーム)

 日本ハム・杉谷拳士内野手の“送りバント詐欺”が話題となっている。20日の楽天戦(札幌ドーム)の7回無死一塁で横尾の代打で登場して送りバントを試みたが、グラウンドに弾んだ打球がわずかに左手に当たってファウルに。平然と一塁へ走り出した杉谷に、楽天ベンチから「騙されないよ」と野次を飛ばされる珍プレーとなった。「パーソル パ・リーグTV」は「杉谷拳士、バレる」と動画で紹介している。

 役者・杉谷はプロの目を騙すことはできなかった。捕前へ見事に打球を殺すバントに、GAORAのスポーツアンカー・近藤祐司氏は「バント成功」と1度は伝えたが、楽天側から即座にファウルのアピール。「騙されないよ」との野次が飛ばされ、杉谷もうなずきながら打席に戻った。

 仕切り直しとなった打席。今度は投前バントを決めた。一発成功とはならなかったものの、“ピンチ・バンター”としてきっちり仕事を果たした。これまで死球アピールなどで沸かせていた杉谷の送りバントにはファンから多くのコメントが寄せられた。

「騙されないよーのあとペコリしてるとこが愛されるとこなんだなぁ」

「きっちり決めるあたりは流石やな」

「バレても次で決めるところが杉谷の凄いとこ」

「騙されないよ〜って言われた後に、騙さなくても決めれますよと言わんばかりの完璧なバント……流石です」

「次でしっかり決めるあたりプロなんだなぁと思う」

「初手で笑いを取り、二手目でしっかりと犠打を決める。芸人魂を感じる」

「パテレにネタを提供しつつ自分の株は下げない芸人の鑑」

「杉谷はネタが絶えない」

 今季は37試合出場し、打率.258、2本塁打、6打点。9犠打を決めている。途中出場が多い杉谷だが、目の離せない活躍が続けている。(Full-Count編集部)