XFN-ASIAによると、米自動車最大手GM(ゼネラル・モーターズ)は20日、2006年第1四半期(1−3月期)決算を発表した。それによると、最終損益は、赤字幅を前年同期比75%縮小し、3億2300万ドル(約380億円)の損失となった。当期は、退職者向け医療保険拠出金として6億8100万ドル(約800億円)を計上、また、スズキ株の売却益など2億0600万ドル(約240億円)の特別項目を計上した。1株当たり損失は、前年同期の2.22ドルに対し、0.57ドルとなった。特別項目計上前の最終損失は1株当たり0.94ドルとなった。市場予想は1株当たり0.44ドルの損失だった。北米事業は、赤字幅を前年同期比37%縮小し、9億4600万ドルの損失となった。

  売上高は同14%増の522億ドル(約6兆1000億円)となった。同社が期待している大型SUV(スポーツ多目的車)とピックアップ・トラックのT900シリーズでは、3月の「シボレー・タホ」の販売台数が前年比20%増と伸びた。また、「キャディラック・エスカレード」が同45%増と急増した。だが、3月の全体の販売台数は落ち込み、GMの市場シェアは24%を切っている。【了】