「80年代」をテーマにした服装で登壇した天使

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 女優の橋本環奈が17日、都内で行われた映画『今日から俺は!!劇場版』初日舞台あいさつに登壇。笑い声のせいで撮影がNGになったことがあるという橋本は、以降、スタッフからマークされていることを明かした。イベントには、主演の賀来賢人、共演の伊藤健太郎、清野菜名、福田雄一監督も来場した。

 本作は、西森博之の漫画を『銀魂』シリーズの福田監督が実写化したドラマの劇場版。原作の「北根壊高校編」が基になっており、金髪の三橋貴志(賀来)とトンガリ頭の伊藤真司(伊藤)のツッパリコンビをふくむ、さまざまな高校のツッパリたちの大乱闘が巻き起こる。

 伊藤の恋人でスケバンの早川京子役の橋本。この日は本作の設定でもある「80年代」のファッションをテーマに、大柄のワンピースを着用し、大きなサングラスを頭にさして登場した。

 タイトルになぞらえて「今日から私は○○だ!!」を発表することになると、橋本は「笑い声でNGを出しません!」と宣言。橋本は、福田組の撮影では、佐藤二朗やムロツヨシらのアドリブで笑ってしまうことが多く、さらにそのシーンをそのまま採用されてしまうことを明かしつつ、「それが名物として(世間に)受け入れられていて……。逆にわたしは我慢しなきゃ(と思った)」と女優としての真摯な思いを吐露。

 加えてドラマ撮影時、現場の隣の建物の二階の控室にいた橋本の大きな笑い声が原因で撮影NGが出たそうで、橋本は「『カンカン(橋本の愛称)うるさい』ってスタッフさんに言われてから、そんなにわたしの笑い声は通るんだと思った」と反省し、「二つの意味で『笑い声でNGを出しません』」と誓った。

 ちなみにその失態以降、助監督が毎回、橋本に聞こえるように「本番いきまーす!」と大声で注意喚起するようになったとか。福田監督から「おばちゃんみたいな声で響く」と言われると、橋本は「笑い声を変えてみようと思ったんですけど、素で笑っちゃうと無理でした」と残念がっていた。(取材:錦怜那)

映画『今日から俺は!!劇場版』は公開中