夏を感じられる遊びの一つが、「花火」。友達や家族と一緒に手持ち花火を楽しむと、やっと夏が来たという気分になりますよね。しかし、火を扱うからこそ、安全対策は徹底したい…!

そこで今回は、手持ち花火を楽しむ前に確認しておきたいチェックリストをお届け。花火による事故件数や例についてもご紹介するので、安全対策を理解したうえで、今年の花火を楽しんで♡

【INDEX】


「花火」 の危険度
手持ち花火をする際の安全対策1:水を用意する2:周りに物が少ない、開かれた場所で楽しむ3:周りにアルコールを置かない4:常に注意を払い、連絡手段を確保する5:火を2度以上つけない6:ペットは連れて行かない

「花火」 の危険度

「毎年花火によって怪我を負い、運ばれてくる人々の数は、決して少なくありません」と話すのは、オハイオ州立大学病院の救急救命室で働くエリック・アドキン医師。

加えて、カリフォルニアの「セント・ジョンズ・メディカル・センター」のデイビッド・カトラー医師も、「(花火によるケガ人は)毎年かなり多く、重症の場合もあります」と警告。

「米国消費者製品安全委員会」によると、アメリカでは2019年だけ見ても、花火関連の事故による死者は12人、ケガ人は7300人にものぼったそう。しかも、ケガ人の36%は15歳以下の子どもたちだったのだとか。

日本にスポットを当ててみると、経済産業省、産業保安グループの発表では、2018年の花火関連の事故件数は72件。大学の敷地内で手持ち花火で遊んでいたら、火が大学設備に移ってしまった事故などが含まれているそう。

手持ち花火をする際の安全対策

安全に花火を楽しむためには念入りな事前準備や場所選びが欠かせません。おさえておきたい6つのチェックポイントがこちら。

水を用意する

基本中の基本ともいえるのが、使い終わった花火を鎮火するためのお水を用意すること。水を溜めたバケツを近くに常備しておきましょう。

周りに物が少ない、開かれた場所で楽しむ

火が移って火災が発生するリスクを防ぐためにも、周りに建物や緑、自動車などがない、開放的な場所を選びましょう。また、国が地方自治体が禁止する場所で花火をしないように気をつけて!

周りにアルコールを置かない

引火してしまうおそれがあるので、アルコールを近づけないこと。お酒と一緒に花火で遊ぶのはNGです。

常に注意を払い、連絡手段を確保する

花火をするときには、危険だと思われるエリアに人や物がないかを確認し、常に注意を払っておくことを忘れずに。また、万が一ケガや事故が発生した時のために、スマホをオンにして連絡ができるようにしておきましょう。

火を2度以上つけない

時々、花火に火が付いてもすぐに消えてしまうことが。しかし、アドキン先生によると、その花火に再び着火を試みると、急に勢いよく燃え出すリスクがあるそう。火が急に消えてしまった花火は、20分ほど放置しておいて、水の中に入れるのが安全なのだとか。

ペットは連れて行かない

ペットの犬や猫など、動物たちにとっては、花火は決して楽しくないもの。音や光によって、恐怖を感じてしまう可能性が高いよう。

米オハイオ大学で動物行動学を教えるリアン・リリー教授によると「花火は楽しいものだ、という記憶がない限り、ペットたちにとっては馴染みのないものなので怖がってしまいます」と警告。

時には、恐怖心によって吠えたり、パニックを起こして逃げ出してしまうことも…。花火を楽しみたいときは、ペットたちにはお留守番をしてもらいましょう。

※この翻訳は抄訳です。

Translation: ARI

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