新館オープンを迎える「ほとり座」(劇場提供)

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 新型コロナウイルス感染症の影響でオープンが延期となっていた、富山県富山市総曲輪の映画館「ほとり座」新館(旧フォルツァ総曲輪)が、6月20日から段階的にオープンする。

 中央通りのシネマカフェ「HOTORI×ほとり座」を営む、EVERTによる新たな映画館。オープンにあたり、館内には消毒スプレーに加え、飛沫感染防止用のシールドを設置。床にはソーシャルディスタンス(社会的距離)確保用のマーキングを施し、鑑賞中も間隔を空けるために、全92席を44席に制限する。上映後には手すり、エレベーターの消毒を行うほか、トイレでも手拭き用の紙なども置かない措置をとるなど、感染予防策を徹底する。食事の提供もドリンクのみ。

 当面は公式サイト、メール、電話による完全予約制で営業するが、予約のない場合も、名前と連絡先を確認するなどしたうえで対応するという。本格的な営業は9月からを予定。また、4月から休業している中央通りの「ほとり座」については、再開の目途がたっていない。

 6月20日から26日までは『リンドグレーン』『国家が破産する日』『前田建設ファンタジー営業部』、6月27日から7月3日までは『だれもが愛しいチャンピオン』『どこへ出しても恥かしい人』『うたのはじまり』(絵字幕版)を上映する。(編集部・入倉功一)