米CATV大手ケーブルビジョン、1株10ドルの特別配当=総額3500億円
XFN-ASIAによると、米CATV(ケーブルテレビ)大手のケーブルビジョン・システムズの株価が週明け10日、ニューヨーク株式市場で、前週末比0.28ドル(1.03%)高の27.53ドルに急伸した。同社が先週末の7日夜に、4月18日時点の株主に対して、同24日に1株当たり10ドルの特別配当を実施することを明らかにしたのを好感したもの。今回の配当は、同社子会社のCSCホールディングスの借り入れで賄うが、総額は30億ドル(約3555億円)になる。
同社創業者のチャールズ・ドーラン氏とその子息のジェームズ・ドーランCEO(最高経営責任者)は昨年10月、同社を非公開とする提案を撤回する代わりに、30億ドルの特別配当を実施するよう提案していた。
サンフォード・バーンスタインのアナリスト、クレイグ・モフェット氏は、ケーブルビジョンの投資判断を据え置くものの、米通信大手のベライゾン・コミュニケーションズなどが映像配信事業に進出し、米ケーブルテレビ市場の環境が厳しさを増す中で、今回の特別配当実施のために、さらに借り入れを増やすことが得策なのかは疑問だとしている。【了】
サンフォード・バーンスタインのアナリスト、クレイグ・モフェット氏は、ケーブルビジョンの投資判断を据え置くものの、米通信大手のベライゾン・コミュニケーションズなどが映像配信事業に進出し、米ケーブルテレビ市場の環境が厳しさを増す中で、今回の特別配当実施のために、さらに借り入れを増やすことが得策なのかは疑問だとしている。【了】