シーズン7初回で視聴者にトラウマを与えたニーガン
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 ドラマ「ウォーキング・デッド」のグレッグ・ニコテロ監督が、今や人気キャラクターとなったニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)を、シーズン8の時点で殺そうと提案していたと、Colliderのインタビューで明かした。(以下、シーズン7&8のネタバレを一部含みます)

 シーズン6で敵キャラとして初登場したニーガンは、主人公リックの仲間グレン(スティーヴン・ユァン)とエイブラハム(マイケル・カドリッツ)を有刺鉄線を巻いたバットで惨殺する極悪非道っぷりを見せつける。肉体的・精神的にリックたちを追い詰めたニーガンは、シーズン8最終話で喉元を切り裂かれ瀕死の状態に陥るも、敵対していたリックに命を救われた。

 シーズン8最終話のメガホンを取ったニコテロ監督は当時、恋人グレンを奪われたマギー(ローレン・コーハン)がニーガンの死を訴えながらも、リックが彼の命を救うシナリオに納得がいかなかったという。「なぜマギーは殺さないのか?」と疑問を抱いた監督は、「(製作総指揮の)スコット・M・ギンプルに『マギーがニーガンを撃ち殺すべきだ。彼女はその場にいるんだから、殺すなり撃つなりするはずだ』と提案したんだ」と自らニーガンの死亡案を提案したと告白している。

 「ニーガンの物語には、続きが待ち受けていたんだ。その当時から、たくさんの事が進行していたよ」と振り返ったニコテロ監督。続くシーズン9とシーズン10に関して「嬉しいニュースは、今ドラマが最高の状態にあることなんだ。ショーランナーや共演者も素晴らしい仕事をしているし、直近2シーズンのストーリーはワクワクするよ」とその仕上がりに太鼓判を押した。

 ドラマは現在、シーズン10最終話が放送延期となっている。最終話にはニーガンも登場するほか、シーズン9中盤から退場していたマギーも姿を見せる。(編集部・倉本拓弥)