久保は「今後サッカー界の世界基準となる」 現地メディア指摘「明確にクオリティーが飛躍」
久保の来季の所属先にベティスも名乗り?「この移籍は新たなステップアップとなる」
日本代表MF久保建英は今季マジョルカに期限付き移籍し、リーガ・エスパニョーラ挑戦1年目でリーグ戦24試合3ゴールを記録している。
シーズン終了後の去就は不透明な状況にあるなか、スペインメディアは「久保とのサインに関心を示しているチームの一つに、ベティスがある」と取り上げている。
昨夏にレアル・マドリードと契約した久保は、開幕直後にマジョルカへ期限付き移籍。序盤戦はベンチスタートの試合が多くなっていたが、徐々に持ち味を発揮して計3ゴールを記録した。調子が上向いてきたタイミングで、新型コロナウイルスの影響によりシーズンが中断となってしまったが、その存在はスペインでも関心を集めている。
一方、今季終了後の去就は不透明となっており、マジョルカとの契約延長も浮上しているなか、一部報道ではレアル・ソシエダへの期限付き移籍の話も加熱している。そんななか、スペインメディア「FICHAJES」は「久保建英はベティスにとって“ゼロコストオプション”」と見出しを打ち、ベティスがローンでの獲得を画策していると取り上げている。
記事では、「日本人選手は再びローンでレアルを去るだろう。久保はマジョルカで初のフルシーズンを完走しようとしているが、若いアジアの才能を完璧に管理したビセンテ・モレノ監督の協力もあり、日本人選手は明確にクオリティーが飛躍した」と説明している。
一方、ジネディーヌ・ジダン監督の下で戦う準備はできていないとしながら「現状のシナリオを踏まえて、久保との契約に関心を示しているチームの一つに、ベティスがある。ベティスはコロナ禍による経済危機で大型投資をしない方針だ」と、ベティスが久保の獲得を打診していると指摘していた。
また、「この日本人選手は今後数年間にわたり、サッカー界の世界基準となる1人と言われており、この移籍は新たなステップアップとなる。将来“白い巨人”の手綱を握ることになるだろう」と久保にとっても将来のレアル復帰に向けてポジティブな移籍となることを強調。果たして、このシナリオは実現することになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)