ボローニャの冨安 photo/Getty Images

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若き日本人DFは、今季のセリエAでサプライズプレイヤーとなった。

『SPORT360』は今季のセリエAでブレイクした若手5名を選抜しているのだが、そこにはボローニャ所属の日本代表DF冨安健洋の名前が含まれている。

もはや驚きもしない。冨安の選出は当然と言っていいだろう。新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断してしまったのは残念だが、中断前の段階で冨安は確固たる地位を築いていた。初の欧州五大リーグ挑戦にも関わらず、すでに最終ラインの主役なのだ。

「タケヒロ・トミヤスにとって欧州五大リーグ最初のシーズンで、彼はまだ21歳だ。しかしサイズのある若きセンターバックは素晴らしいユーティリティ性を披露し、スピードやボールテクニックを活かして右サイドバックをこなしている」

同メディアはこのように評価しており、冨安は本職とは異なる右サイドバックでブレイクを果たした。来季からはセンターバックへ回る話題も出ているが、いずれにしてもセリエAで守備力が通用することは十分に証明した。

危機察知能力も高く、インターセプトも多いと評価されているが、読みが鋭いのも特長の1つだ。サイドバックをこなすスピードも持ち合わせており、そのスピードはセンターバックを担当する際にも活きてくる。

他にはブレシアMFサンドロ・トナーリ、ヴェローナDFマラシュ・クンブラ、フィオレンティーナFWドゥシャン・ヴラホビッチ、ユヴェントスへの移籍が決定しているパルマFWデヤン・クルゼフスキの4人が選ばれているが、すでにユーヴェ行きを決めているクルゼフスキを含め全員がビッグクラブの視線を集めている実力者だ。

冨安も来年にはビッグクラブによる争奪戦が起こる可能性もあり、今季は冨安の名前を世界に響かせる良いシーズンになったと言えよう。

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