中国の06年GDP成長率は+8.9%に減速=05年は+9.9%−同国中銀予測
XFN-ASIAによると、中国の中央銀行にあたる中国人民銀行は、同国の今年のGDP(国内総生産)伸び率が8.9%上昇と2005年の+9.9%から減速する見通しを明らかにした。これは国営経済紙・中国証券報が同日付報じたもの。それによると、GDPは、第1四半期に9.2%、第2四半期に9%、第3四半期に8.9%、第4四半期には8.7%とそれぞれ上昇するとしている。
また、CPI(消費者物価指数)は通年で2%、第1四半期に1.5%、第2四半期は2.1%、第3四半期は2.1%、第4四半期は2%の上昇を予測している。PPI(生産者物価指数)は通年で3%程度の上昇としている。石油製品価格の上昇は、CPIとPPIをそれぞれ0.17%ポイント、0.28%ポイント上昇させ、また、天然ガス価格の上昇もそれぞれ、0.05%ポイント、0.2%ポイント上昇させるとしている。 【了】