免許を更新しに行ったら、受付で本人だと信じてもらえなかった――。ある男性のそんな体験談が、ツイッターで話題を集めている。

今月末に誕生日を迎えるその男性、コスプレイヤーのニキ(@miyamoto_fox)さんは、現在使用している免許を携えて更新に向かった。そして、その免許証を受付でスタッフに見せたところ、

「申し訳ありませんが、その......代理人の方の受付は不可能でして...」

と告げられたというのだ。

しかし、免許証は正真正銘本人のもの。なんとか本人だと認めてもらい、新しい免許証を作ることができた彼は、新旧2枚の証明写真を並べてこう呟く。

「キチンと本人だしなんなら整形もしてないんですけど」

その2枚の写真がこちら。


まるで別人だ...!(ニキさんのツイートより)

もう一度エピソードを振り返ってみよう。

免許の更新に現れたのは、右側の写真の男性だ。細めで形の整った眉とぱっちりした二重。キュッと小さくまとまった唇に、シャープな顎のライン。

この彼が、左の写真がプリントされた免許証を差し出し、「免許の更新に来ました」と受付で話す。

スタッフが「代理人が来た」と思っても全く無理はない。むしろ、疑わないほうが不思議なくらいの変貌っぷりだ。

旧免許を作ってから更新までの5年間でまるで別人のようになったニキさん。ツイッターでは

「むしろ整形したって言われた方が納得の行く顔面・・・」
「あれ......若返ってる......(困惑)」
「人って変われるんだねwすげぇ」

など驚きの反応が寄せられている。

居酒屋では「身分を偽っている」と疑われ...

「その昔は自分の顔も体型もコンプレックスで人前に立つことすら怖く、上手く人とも話せない人間でした」

ニキさんは、自身が運営するコスプレ初心者向けのサイトでそう述べている。

それが、コスプレを通して様々な人に出会い、化粧品やメイクを研究し、ダイエットも成功させ、自信をもって人と接することができるようになったそうだ。

Jタウンネット編集部の取材に応じたニキさんによると、旧免許は5年前、24歳の時に撮影したもの。つまり、この時にはすでにコスプレを始めていたのだが、彼が日常生活でのメイクに気を使い始めたのは1年前からだという。

ただ、5年前から日焼け止めを習慣化していたそうで、一朝一夕で成し遂げられた変化でないことは明らかだ。現在は日焼け止め以外にも、「ココナッツオイルでの保湿」、「コラーゲンが減退するのを防ぐ効果があるとされる白茶を飲むこと」「コロコロローラーでリンパを流すこと」など様々なスキンケアやエイジングケアを日常的に行っているそうだ。その成果か、新旧の免許を見比べると、肌は明るく、なめらかになっているよう。

また、目が大きく二重に、唇が薄く小さくなったのは、ニキさんの研究の賜物。彼のメイク技術の詳細は前述のサイトやニキさんのYouTubeチャンネルで公開されている。

ところで、少なくとも1年の間、免許証の写真とはかけ離れた姿で生活していたわけだが、「本人だと認識してもらえない」というアクシデントはこれまでにもあったのだろうか。本人に聞いてみると、

「沢山ありますが、特に不便なのが居酒屋でした大学生が身分偽ってると疑われ、よく保険証を一緒に見せる羽目になりました」

との答え。写真と同一人物だと信じてもらえないだけでなく、実際よりかなり若く見られていたようだ。

しかし、こんなアクシデントが何度も何度もあっては、免許証を出すたびにちょっと落ち着かない気持ちになっていただろう。

免許を更新したことで、これからは色んな場所にストレスフリーで行けるようになるに違いない。