クレジットカードで効率よくポイントを貯めるワザを紹介（写真：ふじよ／PIXTA）

今や、ポイント＝お金。キャッシュレス決済を利用して、お得にポイントを貯める「ポイント活動」、通称「ポイ活」でポイントを稼ぐには、現金主義を捨てることがスタートになる。

さて、ポイントを効率的に貯めるには、各ポイントに合わせた相性のいいクレジットカードを駆使することが重要だ。自分が貯めていきたいポイントを軸に、使える場所やカード決済をうまく掛け合わせてポイントを増量させていくワザを使うことで、ポイントがどんどん増えていく。

楽天スーパーポイントは最大16倍に

楽天スーパーポイントは、「楽天市場」での決済を楽天カードにするだけで、3％還元される。この3％という数字は、一般的にクレジットカード決済で得られるポイント還元率0.5〜1％と比べても、各段に高いポイント還元率と言える。

さらに、楽天市場の最強ポイントプログラムであるSPU（スーパーポイントアッププログラム）の利用は必須と言える。

「楽天市場アプリを利用しての買い物」「楽天モバイル・楽天でんきの加入」「楽天トラベルの利用」など、楽天のサービスを追加利用していくことで、ポイント付与率が最大で16倍まで増量するプログラムだ。プログラムの項目が適用になれば、その還元率がずっと適用され、効率よくポイントを稼ぐことが可能になる。

もう一歩進んだテクニックとして、覚えておきたいのが楽天カードと楽天のキャッシュレス決済の掛け合わせでポイントを増やすことだ。

楽天カードは1枚で、ポイントカード、電子マネーEdyの機能を持つタイプがあるため、楽天ポイントカードの加盟店で、楽天カードからチャージした電子マネーEdyを使って支払いをすることで、�．櫂ぅ鵐肇�ードの提示、��クレジットカードからチャージ時、�３敕�Edyでの決済時でポイントの3重取りになるのだ。

とくに、クレジットカードで電子マネーをチャージすることで、ポイントを2重取りできるのはポイ活の基本なので、1度挑戦してみるといいだろう。

dポイントは、ドコモユーザーの利用者以外の人でも貯められるようになったが、とはいえ、やはりドコモユーザーが有利。

例えば、ドコモの対象プランを契約すると、dポイントクラブのステージに応じ、誕生月に500〜3000ポイントもらえる「ずっとドコモ特典」や、「ずっとドコモ割」コースを更新すると3000ポイントが付与される「更新ありがとうポイント」など、ドコモユーザーが優遇されている。

また、ドコモユーザーなら「dカードGOLD」の利用を選択肢に入れてほしい。その理由は、ドコモの携帯料金の支払いに利用すると、毎月10％ポイントが還元されるため、月額9500円以上支払っているなら、年会費1万円の元が取れてしまうからだ。

この10％還元は、「ドコモ光」の利用にも適用されるため、セットで契約していれば、さらにポイント還元を受けることができるのだ。

3年間で最大10万円の携帯保障、国内・ハワイの主要空港ラウンジの利用が無料、契約者の家族も対象の最大1億円まで補償される海外旅行保険など、GOLDカードならではの特典も多く用意されているので検討の価値ありだ。ただし、基本のカード決済時の還元率は一般カードと同じ1％となる。

セットで効率よく貯めるPontaポイント

リクルートポイントと等価交換できるPontaポイントは、リクルートカードと組み合わせるとポイントが増量しやすい。

リクルートカードは、年会費は無料かつ、どこで支払ってもポイント還元率が1.2％と高いので、クレジットカード単体での利用でもかなりお得だ。

Pontaポイントはリクルート系サービスを利用することでポイントが貯まりやすく、さらにリクルートカードで決済することでポイントが増量していく。例えば、じゃらんnetで予約して宿泊すると利用代金の2％とカード決済での1.2％との合計で3.2％と高還元率のポイントを手にすることができる。家族旅行などまとまった出費に利用することで大きくポイントを得られるチャンスになる。

Yahoo!カードとの連携でさらに使いやすいTポイント

クレジットカードのYahoo!カードは、Tポイントと一体型なのでTポイント加盟店で決済するとカード提示での0.5％と決済時の1％（店舗や商品によって異なる場合がある）で1.5％還元になる。また、TポイントはYahoo! JAPANのサービスの利用で貯めることができ、Yahoo!ショッピング・LOHACO、Yahoo!トラベルなどの利用でポイントが還元される。

Tポイントは、ファミリーマート、TUTAYAだけでなく、全国106万店以上の加盟店で貯めることができ、街のクリーニング店や飲食店などの地域に密着した中小店舗でも、Yahoo!カードを使ってTポイントを貯めることが可能だ。


とくにYahoo!ショッピング・LOHACOでYahoo!カードを利用すると3％還元され、高い還元率となるが、3％のうち1％がPayPayボーナスライト（有効期限のあるポイント）での還元となるため、PayPayを利用している人はうまくPayPayと連携させて使うといいだろう。

スマホ版のTポイントカード「モバイルTカード」をPayPayと連携すると、PayPayでTポイントの保有数が確認できる。

また、Tポイントは、Yahoo!公金支払いを利用することで、自動車税や固定資産税、水道料金などさまざまな公金の支払いに充てることができ、ポイントを固定費に充てられるというのも注目すべき特徴と言える。

このように、普段の街での買い物や飲食などをはじめ、ネット通販や旅行の予約などさまざまなサービスを利用するときに、ポイントを意識しながらクレジットカードを使い分けることがポイ活の基本と言える。

ポイントを5倍、10倍と高還元率で受け取るために、クレジットカード戦略を駆使することも大切な時代だ。ぜひ参考にしてみてほしい。