突然だが、「ワインオセロ」というゲームをご存知だろうか。

基本的なルールはオセロと同じ。最終的に自陣の色が多ければ勝ちなのだが...。なんとマス目に置かれているのはカップに注がれた赤と白のワイン。注目すべきは、空になったカップである。

危険な雰囲気を察知した人は賢いのかもしれない。実はこのゲーム、自陣の色に変えるときに、相手のカップを空にして自分の色のワインを注がなければいけないのだ。

この写真をツイートした72(@_ripperroo)さんによれば、ワインオセロとは

「大学生のノリと大人の経済力をミックスした酒飲みによるバカのための遊び」

とのこと。彼女の投稿には、

「単純だが奥が深そう」
「めっちゃ楽しそう」

といった反応が寄せられている。

「勝ちたいけどもう飲みたくない」となるのがミソ


めっちゃ面白そう(画像は72(@_ripperroo)さんから)

2020年3月11日、Jタウンネットが投稿者の72さんに取材してみると、やってみようと思ったきっかけは「カリスマブラザーズ」というユーチューバー(現在は解散)が、実践していた動画をみたことだという。

「結構お酒が強いメンバーで飲んでいると、『年齢が上がるにつれて酔いよりも先に満腹感や睡魔が来るよね』ということで、久々にバカな飲み方しようよという話になりました」

20代の女性だという72さん。オセロの石を用意するかの如く、カップに注いだワインのストックを自陣に用意。ゲームが進むスピードが早いため、予め注いでおくのだ。

元ネタの動画では、負けた人が相手の色のワインをイッキ飲みするというルールだったそうだが、それでは自陣のワインが残ってしまいもったいないと思ったという彼女。そのため、

「負けた方は盤面に残った全てのワインを一気」

というオリジナルルールを加えたと話す。最終的に盤面に残るワインは8×8で64ショット。流石に危険を感じたためグループ戦でゲームをしたそうだ。72さんは、

「スリル満点すぎて、みんな途中からガチでした(笑)」

と話す。盛り上がりそうなゲームであるが、お酒であるため、

「当然のごとく悪酔するのでお酒が弱い人は真似厳禁です」

と念を押す。当たり前だが、未成年は禁止の行為だ。これはあくまで、お酒の強い大人による「バカのための遊び」である。もしも真似をする際は、くれぐれも飲みすぎに注意してほしい。

ところで、このゲームの勝者とはいったい...。勝ち負けなんてあるのだろうか。

「盤面で優勢になればなるほど思考力が落ちていく、勝ちたいけどもう飲みたくない...となっていく所がミソです」(72さん)

ちなみに彼女は、当分ワインは飲みたくないと振り返っていた。