期待の最新テクノロジーを使ったサービスを開発した企業が集結!NTTドコモ・ベンチャーズが「NTT DOCOMO VENTURES DAY」を開催
NTTドコモ・ベンチャーズは2020年2月7日、同社が投資活動を行っている企業を集めたカンファレンス「NTT DOCOMO VENTURES DAY」を都内の会場で開催した。当日展示されていたブースの中からピックアップしてご紹介する。
■スポーツ動画をAIで生成するプラットフォームを開発したWSC Sports Technology
WSC Sports Technologyは、スポーツの中継映像を分析してすべてのイベントを識別し、カスタマイズしたハイライト動画を自動生成するウラットフォームを開発した。当日はサッカーやバスケットボールの試合を流しつつ、瞬時に画像を判断して、特定のプレーヤーにフォーカスを当てた動画を生成するデモを行っていた。
動画リストを瞬時に作成
選手にフォーカスした動画をすぐに流せる
■人の顔の表情をリアルタイムで解析するRealeyes
Realeyesが展示していたのは、人の顔の表情をリアルタイムで定量的に解析する動画解析サービス。コンピュータビジョンと機械学習を活用して、微細な顔の動作を元に年齢や性別、人種を問わずに「喜び」や「驚き」、「混乱」、「悲しみ」、「嫌悪」、「恐れ」と言った表情をリアルタイムで定量化できるというものだ。
このように表情を理解する
国籍や人種を問わず認知可能だ
■電源不要で作動するBluetoothセンサータグを開発したWiliot
Wiliotは電源が不要で常時起動するシート状のBluetoothセンサータグを展示。1m以内であればスマートフォン、12m以内であればWi-Fiアクセスポイント、30m以内であればRFIDリーダーの電波からエネルギーを回生するように設計されている。電波と言えばラジオやテレビの放送も考えられるが、こちらで起動するかについては検討中とのことだ。
薄型軽量のチップ
チップはスマホからも操作可能
■VRゴーグルでライブに参加できるプラットフォームを提供するWaveXR
展示されていた中で面白いと思ったのが、WaveXRの技術だ。VR状でのリッチな音楽ライブ配信が可能で、世界中のどこからでも仮想的に表現されるバーチャル会場を運営して、オンラインコンサートで対話したり、踊ったりできる。5Gになると通信も高速化されるため、このようなリッチコンテンツでも気軽に利用できるようになるだろう。
観客はVRゴーグルで参加する
当日はアメリカにいる女性との通信デモを行っていた
■精度の高いAIエンジンでカスタマーサービスが可能な空色のWeb接客ソリューション
日本発のベンチャーである空色は、AIチャットBOTを利用したWeb接客ソリューション「OK SKY」を展示していた。チャットBOTによるカスタマーサポートはいまでもあるが、OK SKYではAIでは難しそうなシーンでは担当者に入れ替わってサポートを続けられるのが特徴だ。すでにイーオンや花王、千趣会といった企業で導入されており、実績がある。
チャットBOTによるカスタマーサポート
すでに数多くの企業で導入済み
■「Beyond 5G」を目指した活動へ
最後にNTTドコモ・ベンチャーズの代表取締役社長である稲川尚之氏があったので、その内容を紹介しよう。NTT DOCOMO VENTURES DAYは今年で5回目の開催となるが、昨年は同社がベンチャーとどう接しているのかを見せた内容だったのに対し、今年はベンチャーと交わりながら、そのブレンドをどうしていくのか、どのお湯に新しいムーブメントを作るかがテーマとのこと。
「今のところ黒字にはなっているが、戦略リターンをどう出すのか。新しいムーブメントとの両立を考えていく」と稲川氏。「ドコモのサービスはコンシューマーに安心感を与えるのが使命。プラットフォーマーとしてより便利になるサービスの付加価値や、データを取り入れるためのIoTなど、デバイスに注目してほしい」と締めくくった。
NTTドコモ・ベンチャーズ代表取締役社長 稲川尚之氏
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動画リストを瞬時に作成
選手にフォーカスした動画をすぐに流せる
■人の顔の表情をリアルタイムで解析するRealeyes
Realeyesが展示していたのは、人の顔の表情をリアルタイムで定量的に解析する動画解析サービス。コンピュータビジョンと機械学習を活用して、微細な顔の動作を元に年齢や性別、人種を問わずに「喜び」や「驚き」、「混乱」、「悲しみ」、「嫌悪」、「恐れ」と言った表情をリアルタイムで定量化できるというものだ。
このように表情を理解する
国籍や人種を問わず認知可能だ
■電源不要で作動するBluetoothセンサータグを開発したWiliot
Wiliotは電源が不要で常時起動するシート状のBluetoothセンサータグを展示。1m以内であればスマートフォン、12m以内であればWi-Fiアクセスポイント、30m以内であればRFIDリーダーの電波からエネルギーを回生するように設計されている。電波と言えばラジオやテレビの放送も考えられるが、こちらで起動するかについては検討中とのことだ。
薄型軽量のチップ
チップはスマホからも操作可能
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観客はVRゴーグルで参加する
当日はアメリカにいる女性との通信デモを行っていた
■精度の高いAIエンジンでカスタマーサービスが可能な空色のWeb接客ソリューション
日本発のベンチャーである空色は、AIチャットBOTを利用したWeb接客ソリューション「OK SKY」を展示していた。チャットBOTによるカスタマーサポートはいまでもあるが、OK SKYではAIでは難しそうなシーンでは担当者に入れ替わってサポートを続けられるのが特徴だ。すでにイーオンや花王、千趣会といった企業で導入されており、実績がある。
チャットBOTによるカスタマーサポート
すでに数多くの企業で導入済み
■「Beyond 5G」を目指した活動へ
最後にNTTドコモ・ベンチャーズの代表取締役社長である稲川尚之氏があったので、その内容を紹介しよう。NTT DOCOMO VENTURES DAYは今年で5回目の開催となるが、昨年は同社がベンチャーとどう接しているのかを見せた内容だったのに対し、今年はベンチャーと交わりながら、そのブレンドをどうしていくのか、どのお湯に新しいムーブメントを作るかがテーマとのこと。
「今のところ黒字にはなっているが、戦略リターンをどう出すのか。新しいムーブメントとの両立を考えていく」と稲川氏。「ドコモのサービスはコンシューマーに安心感を与えるのが使命。プラットフォーマーとしてより便利になるサービスの付加価値や、データを取り入れるためのIoTなど、デバイスに注目してほしい」と締めくくった。
NTTドコモ・ベンチャーズ代表取締役社長 稲川尚之氏
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