インテルの10番を背負うL・マルティネス(左)photo/Getty Images

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数々の名門クラブを率い、たくさんのタイトルを勝ち獲ってきたイタリアの名将ファビオ・カペッロ氏が、好調なインテルを支えている“若き10番”を大絶賛している。

母国のラシン・クラブでプロとしてのキャリアをスタートさせた現在22歳のFWラウタロ・マルティネス。U-20アルゼンチン代表の一員として参加した2017年の南米ユース選手権で大会得点王に輝いたり、2018年3月に20歳ながらA代表デビューを飾ったりして注目を浴びると、同年夏に名門インテルへの移籍を果たした。

新天地イタリアでも期待が大きく、ロナウドやヴェスレイ・スナイデルらが身につけてきた10番を託されることに。1年目となる昨季は母国の先輩でもあるマウロ・イカルディがエースとして君臨していたため、満足のいくような結果を残すことができなかった。しかし、昨夏にそのイカルディが退団し、チームの攻撃を託されると、今季はここまで公式戦28試合に出場して16ゴール4アシストの大爆発。セリエAで今季最もブレイクした選手と言っても過言ではないだろう。そんな若き逸材について、カペッロ氏が次のようなコメントを残した。伊『TUTTOmercatoWEB』などが伝えている。

「L・マルティネスはボールを受けたときに発揮される見事なクオリティやスピードを持っているね。ものすごく速い。それからシュートも打てるし、ヘディングもできるし、うまく動くことができる。運動量も豊富で、(ルイス・)スアレスを思い起こされるよ。彼らは同じスタイルを持っている。L・マルティネスは彼のようによく走り、高いクオリティを持っている」

カペッロ氏はL・マルティネスを「まるでスアレスのようだ」と述べたが、実際にスアレスの代役としてバルセロナがラブコールを送ってきた。やはりスアレスの後継者はL・マルティネスが適任か。インテルにとっても簡単に手放すことができる選手ではないが、いつの日かユニフォームが“黒と青”から“青とえんじ”へと変わる日が来るかもしれない。

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